過去ログ - 番長「ストライクウィッチーズ?」
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763:無粋とは思いつつも[saga]
2012/09/04(火) 23:54:18.25 ID:OZZbxfUf0
【パ・ド・カレー跡地】

ミーナ 「……もう、二度と来れないと思っていたけど。」

ミーナ 「何の因果かしら……もう、忘れたと思っていたのに……」

ミーナ 「鳴上君のせいかしら……」

ミーナ 「……私個人の問題よね……」

> 基地の外れに、一台の車が停まっている……

ミーナ「クルトの車……?」 ガチャッ

> 紙袋の上に、枯れた花と手紙が置かれている。

ミーナ 「手紙……?」


ミーナへ

僕が整備士に志願したことを君は怒っていると思う。心配していると思う。

ごめん。だけど、僕は君の側にいたかった。ミーナが次の休暇だといった日に

帰ってこなかったとき、僕はとても恐かったんだ。それは杞憂だったけど、

ミーナに、もう二度と会えないんじゃと思うと、居ても立ってもいられなかった。

だから、僕も志願したんだ。その時は、皆を守りたいからっていったけど。

僕はミーナに会いたい。それだけだったんだ。我ながら、酷いワガママだ。

書いてみて分かった。僕はどうやら酷い男らしい。いっそ開き直ってみようかな。

だから、もう少しだけワガママを言ってもいいかい?戦争中だけど、もう2つだけ。

誕生日、おめでとう。時期が時期だから、いいものじゃないけど……プレゼントを受け取ってほしい。

そして、よかったらまた、歌を歌ってくれないか? ピアノは僕が演奏しよう。

君には空が似合うけど、歌を歌う姿も負けないと思う。

クルト


ミーナ 「本当に……酷い人……」グスッ

ミーナ 「半年も遅れて……こんな大事なことを……」


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