過去ログ - 番長「ストライクウィッチーズ?」
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776:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県)[saga]
2012/09/06(木) 17:14:55.41 ID:7vS1ehFp0
クルツ 「正論だよ、言い返せない。僕は逃げているだけかもしれない。」

クルツ 「でも、その正直さとかお節介でも、僕は当分は明かさないつもりだよ。」

鳴上 「どうして!」

クルツ 「言ったろ? 君みたいな勇気があればって。」

クルツ 「やっぱり、恐いんだよ。どうしても。」

鳴上 「……」

> スピーカー越しに歌が聞こえる……

静かな大地の底から

君の唇が僕を呼ぶ……

クルツ 「リリーマルレーンか……」

鳴上 「……素敵な歌だ、えっと」

クルツ 「クルツでいいよ。」

鳴上 「分かった、クルツ。この歌は?」

クルツ 「カールスラントの落ちた後に出来た歌さ。」

クルツ 「僕がパ・ド・カレーの撤退あとに渡そうとした手紙で、歌ってくれってリクエストしたんだけど。」

鳴上 「帰りに、そこへ立ち寄ってました。」

クルツ 「読んでくれたのか……嬉しいよ。本当に。ピアノを弾いているのは?」

鳴上 「……多分、サーニャかと。」

クルツ 「……少しだけ、思うよ。このピアノを弾いているのが僕ならって。」

クルツ 「……カールスラントが奪還したときには、ミーナと向き合えるくらいの男になりたいね。」

鳴上 「今まで、バレてなかったのか。」

クルツ「まあね。帽子の下、見る? 火傷とか、結構酷くてさ。深く被ってるし、極力会わないようにしてるから。」

鳴上 「……」

クルツ 「そうだ、これをあげるよ。変わりに、ミーナには僕のことを黙っててくれ。」

> 整備中隊のワッペンを手に入れた。

クルツ 「シオンの花言葉って、知ってる?」

鳴上 「さあ……」

クルツ 「君を忘れない……遠くの君を想う。だってさ。」

鳴上 「クルツとミーナにピッタリだ……」

クルツ 「ありがとう。なのかな? それとも皮肉?」

> 口数の少ないクルツと話ながら歌を聞いた

夜更けに僕は戻る

リリーリリーマルレーン

リリーリリーマルレーン……


つづく


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