過去ログ - P「拙者はぷろでゅーさでござる」
↓ 1- 覧 板 20
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2012/07/29(日) 01:08:46.52 ID:rxNWLLFR0
小鳥「……」
律子「……」
事務所内が微妙な空気に支配される。
唖然、驚愕、そして困惑。
その対象はただ1人。
目の前に背筋をピンと伸ばし座る、1人の『侍』であった。
小鳥「……」
律子「……」
事務員とプロデューサー。この2人は会社員のためにアイドルより早く出勤している。2人が出勤した後、すぐに765プロの高木社長に呼び出された。
『新しいプロデューサーを雇った』
朗報と言えば朗報だ。人員が増えるのは良いことである。だが、『またか』という気持ちもあった。またすぐに辞めてしまうのか。正直すぐに入って辞められると対処が厳しい。
だが、いざ会ってみれば良い意味でも、悪い意味でも色々なモノを裏切られた。
まず、ちょんまげなのである。
ちょんまげと言っても刈り取るちょんまげではなく、相撲が縫うちょんまげだ。そして、袴姿に腰には刀。
時代劇の出ていても可笑しくない。無精髭を生やしているが顔立ちは整っているために、パッと見、時代劇を撮っている最中の俳優か何かか見える。実際そういった部類なのかと思った。
しかし、開口一番男はこうしゃべる。
P「これはどうも、拙者この度この事務所で『ぷろでゅーさー』として働く事になったPと申すでござる。よろしくお願いたしまるする」
ござる口調である。堅物である。しかもカタカナ語の発音がおかしい。
唖然、驚愕、困惑。なんとか声を出しきり「よろしくお願いします」と言ったものの、わけがわからなかった。そして後に社長が入ってきて、今現在の状態に至るというわけで。
96Res/53.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。