過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ【３～宇宙へ　編】 -SS速報VIP

過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ【３～宇宙へ　編】

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27: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2012/07/30(月) 23:01:44.57 ID:Vh2X5A+AO
［訓練生宿舎～サヤカの部屋　十二日目］

　安価>>25

「そうだな、まずはQBの奴にいろいろ聞いてみるのがいいんじゃないのか？」

　アタシもはっきりと当てがあるわけじゃないけど、一番サヤカのためにいいのはまず、相談することだろう。今日もアタシにしたみたいに。ふだん無駄に元気いいくせに、一人で溜め込みすぎなんだこいつは。

「QBに？」

「アンタの魔力じゃそいつが死んでたら魔法で生き返らせることはできないとか、そんな話アタシも初めて聞いたからさ。ならどれだけのことならできるのか、分かんないと話にならないだろ？」

「なんとかする方法があるの？」

「うーん、襲撃される前の船に乗り込んで助けてくるとか、襲撃そのものをなかったことにするとか…アタシの読んだ物語の中だったら、そんな話だってあるけど、サヤカができるかどうかは分からないよ。まずは確かめてみないと」

「…うん、そうか、そうだね…」

「あとは、そいつ、キョウスケだっけ？その安否が分かるような魔法があるのかどうか、それを使える魔法少女に協力を頼めないかとか。とにかく、一人でなんとかしようとしても難しいんじゃない？」

　アタシの言葉を聞いているうちに、サヤカの表情にも落ち着きが戻ってきた。思い詰めた感じが和らいで、少し気持ちに余裕が出てきたみたいだ。

「うん、そうだよね。ありがとう、キョウコ。あたし、キョウスケがこうしてる間にも苦しんでるのかもしれないと思うと、どうしようもなくなってさ」

「そりゃ、仕方ねぇよ。本当にそういう思いしてるのかもしれないんだし、それをどうすることもできないんだとしたら…でもさ、今はどうにもできないとしても、アタシたちには魔法の力があるだろ？まだ、なんとかしてやれる可能性はあるんだよ」

　言いながらアタシは、そのキョウスケという幼なじみが、サヤカにとってどういう存在なのかということに、ふと思い当たった。ははぁん。そうかそうか。なるほど。まあ、ここはあえて深くは聞かないでおこう。

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