過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ【３～宇宙へ　編】 -SS速報VIP

過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ【３～宇宙へ　編】

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413: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2012/08/15(水) 18:55:10.57 ID:mm82kHdAO
［定期宇宙客船『ウシャス』船室　十四日目］

　安価：>>400

「そういや、この飛行が訓練になるってことは、その、人間が魔女になるって話なんだと思うんだけど…それって、ほんとに何の前触れもないわけ？」

　アタシはキリカさんに向かってそう聞いてみた。

「どの人間が魔女になるか分かれば、前もって手の打ちようもあるだろうね。もっとも、どういう手を打つのかは別だけどね…魔女になる前に殺すというのも、一つのやり方だろうし」

　事もなげにそう言うキリカさんに、アタシ以外の二人はぎょっとしたようだった。

「そんな！…だってそれじゃ、人殺しと同じことに…」とサヤカが言いかけるのを、キリカさんは遮って、

「現に魔女になるのを食い止める方法も、人間に戻す方法も分かっていないという理由で魔女を狩っているわけだから、本当のところ人殺しと何も変わらないよ。君たちだって、魔法少女になれば、人間の時には知っていた顔の者を狩らなきゃならないことにもなる。私が狩った魔女のうち８人までは、そういう相手だった。もちろん、ただ通りすがりに見かけた程度の仲でしかなかったけど」

　マミは悲しそうな顔をして黙ったままだった。見知った顔の人間を仕方ないという理由で殺すことになるという想像が、マミの心情を傷つけたのだろう。

「魔女になる前の兆候とかはなかったの、そいつらに？」

　アタシはソファーにもたれかかってさらに聞いてみた。

「私の見た限りでは、魔力や呪いの波動みたいなものは全く、感じ取れなかったよ。もちろん、物思いにふけっていたり、妙に興奮していた奴はいた。でも、それだけを手がかりに、魔女になる者の見当をつけるわけにもいかないだろ？」

「まあ、そうだよな…」

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