過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ【３～宇宙へ　編】 -SS速報VIP

過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ【３～宇宙へ　編】

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44: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2012/08/01(水) 22:47:52.32 ID:gOVSdT9AO
［魔法少女技術研究所～中央研究棟　十二日目］

「アタシたちも、どうしたらいいのかまるで見当もつかなくって、アンタの知恵を借りに来たわけじゃないんだ。アタシらなりに考えてみたことはある。できるかどうかは分からないけどさ。だから、アンタに聞きに来たわけ」

　アタシは椅子の上でちょっと背筋を伸ばした。

「サヤカ、どうする？アンタの口から言うかい？」

　と言っても、さっきとっさにいろいろと案を出したのはアタシだし、サヤカがそれを全部覚えているとも思えない。どのみちアタシが口出しすることにはなるだろう。

　サヤカは素直に首を横に振った。

「ううん、委せるよ、キョウコ」

「そう。じゃ、これはさっきアタシたちが言ってたことなんだけどさ。まずサヤカが例の宇宙船の、おかしなことが起きる前の時点に行ってみて、なんとかするってこと。でなけりゃ逆に、その時の宇宙船を現在に引っ張ってくるっていうんでもいい。まあ、前のほうが楽な気はするけど」

　アタシはそこで一息入れて、

「もう一つのやり方は、まあそのサヤカの友達っていうのが無事かどうか分かるのが先決だって言うんなら、もう契約してる魔法少女で、そういうのが分かる奴がいたら、協力してもらえないかってことだ。まあ、虫のいい話だとは思うけどさ」

　QBは二つの話を黙って聞いていた。それから、念話での返事が聞こえてきた。

「サヤカが時間遡行することも、安否が分かる他の魔法少女の協力を得ることも、現実的なレベルで可能だよ。宇宙船ごと現在に呼び出す方法は、その二つに比べるとリスクが高いね。友人を助けることはできるかもしれないけど、僕としてはあまりお勧めしないと言っておくよ」

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