過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ【３～宇宙へ　編】 -SS速報VIP

過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ【３～宇宙へ　編】

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6: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2012/07/30(月) 19:50:04.26 ID:Vh2X5A+AO
［訓練生宿舎～サヤカの部屋　十二日目］

「うん、自分でも分かってるんだ。生きてる見込みが薄いってことは」

　何か言おうとしても口を開けなかったアタシに先んじて、サヤカが話を続けた。

「…でも、たとえ無事じゃなかったとしても、願いの起こす奇跡の力なら何とかできるんじゃないのか？」

　アタシはサヤカを悩ませているらしい問題の中心に、まっすぐに切り込んでみた。

「あたしも、そう思ってたんだけどね。もしキョウスケが死んでるとしても、そのことがはっきり事実として分かってないと、復活の願いで契約したりするのは危険だって言われて…」

「危険？」

「うん、たとえ瀕死でもまだキョウスケが生きてるのにそんな願いをしたら、何が起こるか分からないらしいんだ。昔はそういう状況でも特にリスク考えないで契約させてたみたいなんだけど、今の時代でとてもそんなことはさせられないって…」

「リスク考えないで契約って…、いや、まあそのことはいい。じゃ、そいつを生き返らせるって願いでの契約はできないっていうのか？」

「最低限、死んだことがはっきりしてない限り、その願いで契約しちゃまずいんだって。もしすぐに契約して何かしたいなら、違う願いにする必要があるらしいの」

　アタシはその先を聞いていいものかどうか迷っていた。サヤカがまた、苦しそうに笑いながら続けた。

「でも、もしそれでキョウスケが死んでたら、あたしの魔力だと、たぶん蘇らせることはできないみたいなんだ」

　そこでサヤカは言葉に詰まった。アタシもその胸中を察しながら、黙ってサヤカの抱えている問題を考えてみた。今、何か別の願いで契約したら、そのことで幼なじみを永遠に失ってしまうかもしれない。でも、契約せずに待つということは、ひょっとすると今まさにこの瞬間にも死に瀕して苦しんでいるそいつを見殺しにすることだ。おまけに、待てばそいつの死が分かると決まっているわけでもない。

「…ねぇ…ねぇ、キョウコ、あたし、どうしたらいいのかな？もう、分からないよ…」

　アタシは―

　キョウコ台詞安価：サヤカに対して（重要安価です。サヤカの契約タイミングや願いに影響を与える可能性があります）

　22時以降（それまでは考察時間）

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