過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ【３～宇宙へ　編】 -SS速報VIP

過去ログ - 【まどか☆マギカRPG】宇宙魔法少女キョウコ☆マギカ【３～宇宙へ　編】

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871: ◆Rf40X2USO7Yr[saga ]
2012/10/12(金) 22:03:41.62 ID:4ZPFK2GAO
［定期宇宙客船『ウシャス』船内　ターン：３］

　安価：>>868

　アタシは自分と、自分につながる世界を守るための力が欲しいと思っていた。今でもその想いに変わりはない。でも、契約の願いをそのままの言葉で言ったほうがいいのかというのは、また別な話だ。

　今アタシがここにいると、ユマのところに戻るにはどうしても時間が必要になる。どんな力を手に入れても、大事な時にその力を使える場面に居合わせることができなきゃ意味がない。自分のすべきことを導いてくれる光のようなものがほしい。

　何よりも、さっきアタシを襲ったあの目眩のような感じ。マミの父さんはアタシに、魔女の精神攻撃でも受けたのかと聞いた。まだ契約もしていない、訓練でしか魔女と戦ったことのないアタシに、そんなこと答えられるわけがない。

　でも、何となくアタシには、あの感じを引き起こしたもの、アタシに呼びかけたように思えたものが、魔女の攻撃なんかじゃないんじゃないかという気がしていた。たぶん、あの何かは、もっとずっと深い場所で、この宇宙で起きている、人間の魔女化とかいった出来事に関わっているんじゃないかと思ったのだ。

　それをたどって進んで行けば、今はアタシに見えていないたくさんのことの意味が分かってくるに違いない。根拠はないけれど、アタシの勘はそう言っている。そして、その道をたどるためには、今ここで願いを使わきゃいけない。

　だから―

「アタシは、今、宇宙で何が起こっているのか、その中でアタシがどういう役割を果たすのか、それを知りたい。さあ、この願いを叶えてくれ！」

　一瞬の間があって、それからQBの声がした。

「君の願いはエントロピーを凌駕した―」

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