過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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309:tell you that I love ... (3)[saga]
2012/08/29(水) 10:27:34.01 ID:cMwJG2Om0
次の日の放課後
私は教室に残り、三尋木先生と2人きりになるのを待っていた
ようやくみんないなくなり、私はオーダー用紙を先生に提出した

「これでお願いします」
「うは、マジすかっ」

まあ、そういうリアクションが返ってくるのだろうなとは思っていたので特に驚かない

「それにしても、そーかー。由子ちゃん断られたかー」
「あの、先生は真瀬さんのこと何かご存知なんでしょうか?」
「いや、知らんし。大人は汚いなー、ってことは知らんし」
「知ってるじゃないですか・・・」
「わっかんねー、何の圧力かかってるかなんてわっかんねー」
「いや、圧力とか言っちゃってますよね」

なぜかお互いのため息がかさなりあった

「ま、大人のごたごたは私に任せて、てるりんは目の前の試合を1つずつ進んでいってくれればいい」
「てるりんというのはよく分かりませんが、やるからには勝ちます」

よくもまあ、毎度毎度呼び方を変えられるものだ・・・

「そっか。参考までに教えてくんね、このオーダー組んだ理由」

3年1組
先鋒 松実宥
次鋒 臼沢塞
中堅 園城寺怜
副将 宮永照
大将 姉帯豊音

「まず、臼沢さんは調子を落としていますし無理をさせられないので次鋒でなんとかつないでもらえればと思います」
「この面子なら、次鋒はそのへんだろーねー」
「怜の性格から考えて、先鋒に据えた方が無茶をしてしまうと思うんです」
「だねぇ、冬の個人戦もてるるに対抗するためにそうとう無茶してたみたいだしねぇ」

今度はてるる、か・・・

「無茶をして、また倒れてまで打ってほしくはありません。例えば私が先鋒で怜を中堅にしても、それでも怜は無茶をすると思うんです」
「だねぇ、照の稼いだ点棒は渡さへん、とか考えそうだわ」
「だとすると、私は怜の後ろにいた方がいい」

怜は一生懸命なのはいいけど、それが無茶になってしまうときもあるから気を付けないといけない

「なるほどねぇ。そうすると誰を先鋒にするか、宥ちゃんか豊音ちゃんか、になるわけだが」
「姉帯さんは転校生でデータ不足。できるだけその実力は隠しておきたい」
「なるほどね、テルチャーが副将に座ることで、大将の豊音ちゃんをできるだけ楽させて打ち筋を隠しておきたいってことか」

もはや何も言うまい・・・

「そうです。それに、宥なら先鋒でもうまくやってくれると思います」
「よし分かった。まあどんなオーダーが来ても文句を言うつもりなんてなかったけど、これで行こう」
「よろしくお願いします」


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