過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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373:tell you that I love ...(5-5)[saga]
2012/09/15(土) 00:07:51.45 ID:XYNbcDO10
程なくして、机にはいっぱいの料理が並んだ
いやに漬物が多いけれど・・・

「一人で料理していると、日持ちする漬物とかが多くなっちゃうんだ。家からも送ってくれるし」
「あまり家では漬物は食べないから、分けてもらいたいくらい・・・うん、おいしい」
「今度お裾分けしてあげるね」

食べ終わって、食器は私が洗うことにする
遠慮する宥だったけど、そのくらいはさせてもらわないと悪い

時間は6時半になっていた

「ねえ、照ちゃん」

急に視線が泳ぎ始める宥
顔も心なしか赤い

「ん、どうしたの?」
「また、膝枕する?」

今度は私が顔を真っ赤にする番だった
・・・いくらなんでも不意打ちすぎる
いや、部屋に来た時にちょっとは期待しないでもなかったけれども

「う、うん、そうだね」

宥も恥ずかしいのかな
ドキドキしてるのかな

この前はとても自然に膝枕してもらったと思っていたけれど、あの時の私は正直冷静じゃなかったし
だからあの時の宥も、本当はドキドキして、勇気を振り絞って言ってくれたのかもしれない

「じゃ、じゃあ。失礼します」
「そ、そんなにかしこまらなくてもいいよぉ」

なぜか一礼してから、私はゆっくりと宥のふとももに顔をうずめる
やわらかいな・・・

「これは怜が病みつきになるもの分かる」
「じゃあ、私は清水谷さんかな?」

見上げれば、宥がほほえんでくれている
とても落ち着く

それでも・・・
だからこそ見えてくる、自分の心の奥底

明日の朝になれば、こんな気持ちにはもうなれない

「ねえ、宥」
「なに、照ちゃん」
「明日から、勝てるかな?」
「照ちゃんでも、不安になったりするんだ」

私はみんなを引っ張って、みんなと勝ちたい
ただ純粋にそれだけなのに、なぜそこに邪魔が入るのだろう


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