過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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386:tell you that I love ...(7-1)[saga]
2012/09/16(日) 22:17:45.31 ID:LK6c9zYA0
-side 宥-

精一杯と、無茶の境界はどこなのだろう
はっきりとした線なんて、引かれてはいないことだけは確かだけど

だから、塞ぐことのできた頃の塞も、何巡も先を見ようとした怜も、あいまいな線をいつの間にか超えてしまっていたのだろう
私も、そうなってしまうことがあるのだろうか・・・

場決めも終わり、対局者4人が席に着いた

「よろしくだじぇ!」
「よろしくお願いします」
「よろしく・・・」
「ほなよろしゅうな」

東 片岡優希(1−11)
南 松実宥(3−1)
西 小瀬川白望(3−13)
北 荒川憩(2−10)


立ち上がりは由子に聞いていた通り、優希が先制する

「ツモ、4000オール!」
「ツモ、裏が乗って6100オール」

いずれも早い順目でのリーチ一発ツモ
流石にこれでは対処のしようがない

「・・・・ダルいなぁ、もう」

白望がつぶやく。視線は、優希と憩へと行ったり来たりしていた
1年生は知らないのかもしれない、荒川憩の恐ろしさを。これ以上、優希に上がられるわけにはいかなかった


-東1局2本場

「ポン」

特急券の中を鳴く
とにかく1000点でもいいからここは流したい

でも、こんな鳴きくらいでは優希の勢いは止まらない

「ナイ鳴きだじぇ。リーチ」

またしてもリーチ
対抗戦の牌譜だけを見ても、東場では最低でも満貫はあるという火力の持ち主
ツモでも困るけれど、差し込むには高すぎるし親が続くだけだから事態の解決にならない

「んー、ほな追っかけてみようかな」
「通らず、ロンだじぇ! 12000の2本場」
「優希ちゃんやったっけ、強いんやなぁ」
「ふふん、2年最強でもこの私には手も足も出ないようだじぇ!」

憩が振り込んだ・・・

始まるっ・・・

「東1からとは・・・ダル」

白望が髪をくしゃくしゃとなでる

「ふふ、優希ちゃん?」

不敵に微笑む、憩

「お、なんだじぇ?」
「仏の顔も三度までって言葉、知っとる?」
「それくらい知ってるじぇ!」
「ほうか、それなら手間が省けるなぁ」


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