過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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409:tell you that I love ...(7-4) [saga]
2012/09/19(水) 00:30:09.95 ID:9BAIo3Z70
-side 憩-

「小蒔ちゃん、おつかれー」
「最後不用意に振り込んでしまって、ごめんなさい」

教室に戻ってくるなり、小蒔ちゃんが頭を下げた

「プラスで帰ってきたんやから、十分やよ」
「そうだぞ小蒔。それに衣もそろそろ打たないと、徒然に耐えかねる」
「つれづれに?」
「要は暇やっちゅうことや」

衣ちゃんの言葉使いは慣れんとよく分からんからなぁ・・・
玄ちゃんが戸惑うところに、絹ちゃんがフォローに入った
でもその絹ちゃんが、ため息をつく

「初めて副将戦に回ってくるんやな・・・」

1日目2日目と、いずれも中堅戦で他のクラスを飛ばして勝ち進んでいる
衣ちゃんはおろか、絹ちゃんもまだ試合に出ていない状態だった

「しかもその初めての相手が、よりによって宮永照とか。足引っ張るくらいで済めばええんやけど・・・」

宮永照はヒトやない・・・
去年対戦して、それは肌で感じとる
やからこそ志願して先鋒をかってでたのに、まさか副将で出てくるとは思わんかった・・・

「ええか、絹ちゃん。宮永照を止めなあかんと思っとるのは、絹ちゃんだけやないってことを忘れんことやよ。他のクラス、薄墨さんも、1年の東横さんっていう子も、対策を練っとるはずや」

席順によっては、薄墨さんを支援に回ってもええくらいやしな

「どんどん差し込んでええ、最下位になってもええ。とにかく衣ちゃんにつなげるんや。な、衣ちゃん?」
「衣に任せろ、絹恵。1000点もあれば、衣が百倍にも千倍にも著増させてやる」
「1000点の千倍、100万点ですねっ、衣ちゃんすごいです」
「100万点も行く前に誰か飛んじゃうけどね・・・」

天然ボケを炸裂させる小蒔ちゃんにツッコミ入れる玄ちゃん
でもまだまだツッコミのキレが甘いなぁ

「とにかくそういうことや。13万点もあるんや、派手に使ってきぃ」
「みんな・・・」

ぐっと拳を握り締める絹ちゃん
そうや、まだ涙はいらんで

「がんばるさかいなっ」
「その意気やで。よし、じゃあお昼ご飯に行くで」

おそらく、無事では済まんやろう
傷だらけでもええ、とにかく帰ってくるんやで、絹ちゃん・・・


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