過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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440:tell you that I love ...(7-6)[sage]
2012/09/22(土) 09:40:16.52 ID:jkTB8KBn0
-side 由子-

念のための付き添いで、私は保健室に来ていた

「戒能先生、常連さんを連れてきたのよー」
「保健室で常連とか、あまり歓迎しないですけどね」
「大げさやてー、教室戻るー。照の応援するー、怜ちゃんすこぶる元気ー」

駄々をこねる怜の手を無理やり引っ張る

「ダメなのよー。怜、昼休み中、竜華の膝枕から一歩も動かなかったのよー。体力がない証拠なのよー」
「それは由子が竜華の膝枕の恐ろしさを知らんからや。由子も一度体験してみたら分かるで。でも竜華の膝枕は私のもんや、使わせへんで」
「思いっきり矛盾してるのよー」

膝枕をさせてくれるのかダメなのかよく分からないのよー
まあ、確かに元気そうに見えるけど、でも対局中に少し気を失っていたのは事実なのよー

「明日の方がもっと大変なのよー。だから今日はしっかり休むのよー」
「まあ、そう言われるとそうかもしれんけどー。やったらここのベッドを教室に持っていけばええんや」
「ノーウェイノーウェイ。黙って聞いていれば・・・・」

戒能先生が呆れ顔でつぶやくと、小さいテレビを運んできた

「ここにも頼んでモニターは持ってきてもらっているから、ここで観戦しなさい」
「おー、センキューセンキューやで」
「真似とかしなくていいから」

肩をすくめて、先生は書類の整理を始めた

「お、照の連荘が始まっとるなー」

当然に3−1がいるA卓を流す
画面隅には点棒状況も表示されている。まあ照の心配とか、釈迦に説法とかそういうレベルだけれど

「ところで竜華のクラスはどないやの?」
「3−2の安定っぷりは異常なのよー」

昼休み前、中堅戦を終えたところでの成績をメモした紙を怜に見せる

3−2  160500
3−9   44300
3−18  84600
1−5  110600

「9組のメガネーズは厳しそうやな」
「先鋒がほとんど平らだったから、後が続かない感じなのよー」

辻垣内智葉で稼げなかったのが痛い。福路が他の二人をうまくコントロールしてた
その段階で9組はジ・エンド

「中堅でいつもどおり洋榎無双で、ほぼ3−2は勝ち抜けなのよー」
「次の相手は洋榎か・・・」

B卓では、中堅の怜の相手はほぼ洋榎が確定
18組が上がってこれば、中堅は生徒会長の竹井久
1年5組が上がってこれば、全中チャンプの原村和
どっちになっても厳しいのよー

そしてA卓からは、セーラか神代か滝見。滝見なら協力体制が取れるかもしれないけど、他は無理だろう

「洋榎とセーラと会長とかやったら、私は[ピーーー]るな。ベッドから出たくなくなるわ。生きるんて、辛いな」

というか、滝見って1年以外はほぼ[ピーーー]ると思うのよー
視線をモニターに移す

我がサッカー部の正キーパーと言えど、照の連荘は止められそうにないのよー

「あー、これが消えるっていうことなんかな?」
「うーん、絹ちゃん、あの1年の7ピンで上がれたのよー」

高目安目の無い手だし、そもそも照の連荘中に見逃しとか普通にありえないのよー
でもそれがありえるとしたら、噂通り、あの1年は「消えて」いるのだろう

「ああ、今度は特急券の白を鳴かなかったのよー」
「後で絹ちゃんにどんな感じやったか聞いといてや。興味あるわ」
「照に聞いたらいいのよー?」
「いや、照にはまだ消えてないんちゃう? ちゃんと鳴けとるし」

相手によって消えやすさというのがあるのかもしれない
絹ちゃんには完璧に消えているのだろう


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