過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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tell you that I love ...(7-7)
[saga]
2012/09/23(日) 09:52:19.82 ID:p80yp9Cn0
-side 恭子-
モニターをぼんやりと眺める
「負けてもうたか・・・」
ため息をつく
天江と戦ってみたかったけど、まだお前には早いということなんやろうか
柄でもないな、そんなこと考えるなんて・・・
「運に見放されたな。確率4/9の方やったな」
「まあ、1回は役満あがっとるし、あれ以上どうしようもできんやろうな・・・」
セーラが力なく笑う
「長かったね・・・みんなおつかれ」
いつものダルイは流石に言わない
でも白望の表情が変わらないので、相変わらず何を考えているのかはよく分からなかった
「マケチャッタネ」
エイちゃんの声は震えていて聞き取りづらかった
まあ、フォローは白望に任せる・・・
「ただいまですよー」
そこに、うつむきながら初美が戻ってきた
「お帰り初美。気持ちえーくらいボロ負けやったな」
「うう、ごめんなさいっ」
「ジョークやん、ジョーク。そんなに落ち込まんでや」
セーラが慌ててフォローする
流石に今の初美にそれは通じんで・・・
「あの消える1年に完全にやられたな。1人が傍観決め込んだら宮永照を止めるのは困難や」
「完全に存在を忘れてしまうほどだったのですよー。あんなのオカルトですよー」
「お前がオカルト言うなや」
今でも引き合いに出される冬の個人戦。園城寺怜、花田煌、そして松実玄・・・
3人で成し遂げた、宮永照の振り込み
さすがにあそこまではしなくても、3人が宮永照を止めるという意思の下に行動すれば、役満までの連荘はなかなかいかない
だがあの1年が完全に傍観を決め込み、さらにその捨て牌まで見えないとなると、絹ちゃんと初美が必死になっても止めるのは難しい
勝負を決めたのは結局、絹ちゃんの決死のオープンリーチ
あれがなければ絹ちゃんがトんで、そのとき2位だったうちのクラスが決勝へ駒を進めていただろう
それで勝ち進んだところで、決勝でまともな戦いができるとは思えへんけどな・・・・
なんにせよ、あの1年が2着狙いの殲滅作戦に出た段階で、大将戦に回ってくる見込みは薄かった
「まあ、副将宮永照の段階で、あいつらの作戦勝ちやったのかもしれんけどな・・・」
「それはそれで悔しいのですよ」
3年1組が、正確には宮永照が誰かに狙われているのは知っている
かえって変なことに巻き込まれるくらいなら、決勝に進まない方がよかったのかもしれん・・・
でも、それでええんか・・・
「恭子まで回せなくて申し訳ないのですよ」
「凡人の私に回したって、結果は見えとるよ」
「恭子、そうやって自分をすぐ卑下するもんやないで。1000点でも残っとったら逆転したったのにくらい言いや」
「1000点スタートでいきなり満貫でもツモられたらそれで終わり、そんな大言はけん」
「じゃあ、1000点スタートやったら始っから諦めるんか?」
「そんなわけあらへんやろ。上がりに向かうに決まっとる」
「だったらそれでええやろ」
セーラが笑う
ほんま、女にしとくのがもったいないくらい頼もしいやつや
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