過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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465: tell you that I love ...(7-7)[saga]
2012/09/26(水) 23:35:14.29 ID:UgNQJfeS0
流石に敵ではないだろう
警戒を解いて、部屋に入ると開けっ放しだった扉を閉めた

「んで、セーラちゃんは自主的にここにきたわけ? わっかんねー、うちのクラスに怜ちゃんの薬にまで気が回る人なんていたかな?」

面白そうに笑う先生

「末原恭子や、知っとるか?」
「おおう、あのサッカー部の司令塔かー。面白いねぇ、まさかいくのんも恭子ちゃんに見破られるとは思わないだろ」
「いくのん? 赤阪先生か?」
「まあ理事長のわがままに付き合わされていくのんも大変なんだろうけどねー、知らんけど。いろいろ画策してんのはいくのんだよ。まあ今のところ私も潰せることは潰してるけど、流石にいくのんが顧問してる由子ちゃんまでは守れなかった」

一瞬顔を伏せる先生
だがすぐに顔を上げ、能天気なまでの笑みを浮かべる

「いやー、それにしても副将宮永照と知った時のいくのんの顔はウケたわー。偽オーダー組んでわざと見せたってのにねー、まんまとはまってくれた」
「偽オーダー?」
「そそ、先鋒宮永照って書いた偽オーダー。加治木ちゃんに頼んで、ギリギリで差し替えたんだ。普通にオーダー出したら、理事長派はオーダー差し替えてきそうだったからねぇ」

昼行灯にみせかけて、裏ではずいぶん動き回ってくれてるんやな・・・

「先生、このあと俺らはどうすればええ?」
「逆に恭子ちゃんはどう動くつもり?」

臼沢は小瀬川に任せてある、姉帯は襲われないだろう
怜は最悪寝ずの番をしてでも俺が守ってやれたとして・・・

あれ、松実と宮永はどないするんやったっけ?
やばい、聞いてへんかったわ!

「あらら、まあセーラちゃんらしいっちゃらしいけどねぇ」

うんうんと頷き、扇子をパタパタと仰ぐ

「じゃあこれは伝えといて。宮永照には何の危害も加えられない、そういう理事長通達だからね」
「なんや、理事長が犯人なんか?」

またパタパタと扇子を仰ぐ

「大人もめんどくさいんだ、その辺は深く考えなくていいよ」
「じゃあ残りの松実はどないや?」
「宥ちゃんも大丈夫。ボウリング部の顧問、晴絵ちゃんだからね」
「赤土先生は校長派ってやつなんか?」
「そういうこと。まあそれだけじゃないけど、そこも深く考えなくていいよ」

そしてパタパタしていた扇子を、パンと景気よく音を立てて閉じた

「まあ、大人のごたごたは、大人に任せておきなって。それに薬の交換を潰しておけば、それほどできることはないよ。せいぜい、久保ちゃんの3年2組といくのんの2年10組が、3年1組狙い撃ちを指示されるくらいさね。いくのんだって、別に警察沙汰にまでするつもりはないさ」

3年1組狙い撃ち、か
特に2組の先鋒福路と次鋒弘世なら、うってつけやな・・・それで中堅の洋榎でトドメ
十分ありうる作戦やし、普通に打ってそれで怜が負けるようなら、それはそれで仕方ない

「差し当たりの問題はクリアってことでええんか?」
「わっかんねー、この先どんな妨害が来るのかわっかんねー。やばくね、やばくねー」
「素直にクリアしたってことにしとけや、切りがあらへんで」
「ま、でも私一人じゃ全部はカバーしきれないし、恭子ちゃんが動いてくれるなら助かるわ」

ほんま、真面目なんだか不真面目なんだか、よくわからん先生やな・・・


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