過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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520:tell you that I love ...(8-2)[saga]
2012/10/07(日) 00:41:36.00 ID:tgEyM1f+0
-side 照-

-クラス対抗戦 決勝次鋒戦 開始前
-3年1組教室

宥が戻ってきた

「宥、咲は何か言ってた?」

いてもたってもいられず、ねぎらいの言葉よりも先にそんなことを口にする私

「宥、おつかれなのよー」
「トップで帰ってくるなんて、ちょーすごいよー」

みんながねぎらうのを見て、私は少しへこんだ
落ち着かないと・・・

「ごめん。お疲れさま、宥」
「いいんだよ照ちゃん。でも、話はあとでね」
「え、ああ・・・」
「大丈夫だよ、悪いようにはなってないから」

すぐにでも話を聞きたいけれど、この場では確かに無理かも
宥が自分の席に座ると、入れ替わりに塞が立ち上がる

「よし、じゃあ行ってくるか」
「塞ー、がんばれー」
「ま、できる限りやってくるよ」

そう言って、塞が教室を出て行った

「ところで、怜ちゃんのこれ、どういう状況?」

怜は、清水谷さんに膝枕されている
わざわざ専用のマットまで持ってきて

ああ、宥が先鋒戦に出て行ってから清水谷さんが来たから、訳がわからないのも仕方なかった

「膝枕分を補給しとるだけやで、宥姉ちゃん」
「そうそう、気にせんといて」
「えっと・・・」

宥の言いたいことは分かる
本来、清水谷さんのクラスはここではないのだし、当の清水谷さんのクラスも決勝に出ている。普通ならここにはいない

「竜華は自分のクラスに居づらいだけなのよー」
「だってひどいんやもん、昨日のミーティング。宮永照に回る前に飛ばせって・・・。それ私をわざわざミーティングに呼び出して言うことやあらへんやろ。朝はしゃーないから顔出したけど、もうムカついてムカついて!」

ということらしい
副将が清水谷さんだが、清水谷さんに「私を止めろ」というような一言くらいほしかったということのようだ
誰が来ても負けるつもりはないけれど・・・

「ま、そういうことやから自分の出番が回ってくるまで怜と一緒にいさせてな」
「え、じゃあ中堅戦の時はどうするの?」
「ここで怜を応援するで!」
「えっと・・・」

宥が来る前にも、塞が同じような議論をしたので、もう止めに入る人はいない
てこでも動かない、そういうことだった

「宥がいない間だけど、いてもいいよってことになったから、そうさせてあげて」
「みんなが大丈夫なら、別にいいけど・・・」



ねぇ、菫・・・・
菫のクラス、これでいいの?


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