過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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592:tell you that I love ...(intermissionExtra-3)[saga]
2012/10/17(水) 23:48:34.15 ID:KqltEAmB0
クラス対抗戦の3日目も終わり、3年2組は無事に決勝進出を果たした
その放課後のミーティング

久保先生の指示は、3年1組を中堅までで飛ばせ

この指示が、結局は3年2組の辛うじてあった連帯感を完全にぶち壊した

まず真っ先に反発したのが清水谷
照と対戦する自分が信用されていないと分かって、それ以上クラスのために戦おうという気持ちにはなれないだろう

そして清水谷がいなくなり、居づらくなった愛宕がため息混じりに教室を出る

石戸も3日目にようやく出番が来たものの大差で回ってきたためにほぼ流して打っただけ。クラスのためにという実感はほとんどないだろう
大将まで回ってきたら、そのとき頑張りますねと言い残し、教室を出て行った

「先鋒次鋒の私たちが一番損だな・・・」
「私は、やれるだけやってみるだけですから」

福路の表情も暗かったが、久保先生がクラス担任に加え部活の顧問という手前、流石に従うしかないようだ

「1組だってこっちの狙い撃ちは読んでくるだろう・・・あまり狙い撃ちに固執するべきじゃないと思うがな」
「そうかもしれないですね・・・」

それ以上会話も続かず、同時に教室を出て、別々の方向へ向かっていった

まっすぐ自宅に帰る気も起きず、かと言って学校外で喧騒に飲まれるのも苛立ちそうで・・・
私は静かな場所を求めて学内をうろつくことにした

そして、一番奥の、ほとんど使われていない校舎までやってくる
ここまでくると流石に静かだ
確かこの校舎の中庭にベンチがあったはず。そこで少しぼーっとしよう

そして校舎裏にまわり・・・・

最悪の場面を見てしまった



照と宥が、抱きしめ合っていた



立ち尽くしたのは一瞬か永遠か
そんな判断もつかなくなるほど、目の前の出来事がうまく頭で処理できない
ただ体は反応し、物陰に隠れて様子を伺ってしまう

その後のことは、写真を直接脳裏に焼き付けられてしまったかのように、頭から離れなかった


照が泣いていた


宥が照と膝枕の体勢になった


照と宥が、キスをした



私は叫びたいのをなんとかこらえ、走って逃げ出した
それ以上は見ていられなかった

なんだこれは
なんなんだ、これは・・・

いつの間にそんな仲になってしまったんだ


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