過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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607:tell you that I love ...(8-4) [saga]
2012/10/20(土) 23:26:42.83 ID:uycWguwY0
-side 怜-

「もともと、怜の1巡先を見る力、私のものやったんや」
「・・・・え?」

私の頭は真っ白になった
こんなときに、なんの冗談?

でも、竜華は真剣な目しとる
それに、こんなときにそんな面白くもない冗談、言うはずあらへん・・・

「何言うてんの?」

それでも私の口から出るのは、否定の言葉

「中学校から怜と知り合ったけど、1年の時私すごく弱かったやろ?」

竜華は構わず話を続けた

「そうやな、1年の時は私の方が強いくらいやったわ」
「でも小学生の時は強かったんやで。小3のときに、1巡先が見れるようになったんやから」
「・・・・ほんまに、ほんまなん?」

冗談を言うとは思えへんけど、それでもすぐに信じろと言われて信じられる話でもなかった

「ほんまや」
「だって、今までずっとつきおうてきて、そんなこと一回も言ったことあらへんやん」

竜華は首を振る

「だって、誰にも言ったことあらへんもん。今でこそ、この学校とかいろいろ特殊な打ち方する人たくさんおるけど、小学校の時はそんな人おらへんかったから、よう言わんかった」
「でも、中学の時は? 中学の麻雀部にもすごい人おったやん」
「そのすごい人に、私は未来視を封じられた」
「え・・・あ・・・」

私たちが1年の時の部長が飛び抜けて強かったのは覚えてる

「塞ちゃんみたいな感じやな。でも、未来が見えなくなった私はすごく弱くなった。そりゃそうやな、未来が見えて当たり前やと思っとったんやから」

そうやな・・・・
未来が見えなくなって、私は完全に戦意を喪失した
それと同じことを竜華も味わっとったんか


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