過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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612:tell you that I love ...(8-4)[saga]
2012/10/21(日) 12:49:42.03 ID:ia4+5Xbs0
-side 由子-

「洋榎」

対局が終わり、私はすぐに洋榎に声をかけた

「うちは用なんてあらへん」
「私はあるのよー」
「うちには無い!」

ああもう、完璧にこじれちゃったのよー

「洋榎ー」
「ついてくんなや」

対局室を出ていく洋榎を追いかける
ついてくるなと言われても無理な相談なのよ

何度も呼び止めても完全に無視されてしまう
はあ、これはちょっと予想外なのよー

「洋榎、由子!」

私たち二人を呼び止める声に、洋榎も立ち止まった
そこには恭子が腕組みして立っていた
なんか眉間にしわを寄せてるけど、きっと洋榎に対して怒ってるに違いないのよ

「恭子、洋榎が私のこと無視するのよー」
「恭子、お前までうちのことハブってんやないやろうな!」
「恭子、洋榎にガツンと言ってあげてほしいのよー」
「恭子、由子にガツンと言ってやれや。宮永なんぞに相談できてなんでうちに相談せんのやってな」
「恭子!」
「恭子!」
「うっさいわ、黙らんかい!」

ええぇ、あの恭子がキレたのよ・・・
その対象は、私だった

「由子、お前なんで対抗戦に出とるねん! なんのためにこっちがいろいろ気まわしたと思っとるねん」
「あの場面で出ないと後悔すると思ったのよー」
「こっちの後始末も考えや! まったく、代行とバトルせなかんやんか!」
「その、ごめんなのよ」

代行とバトル??
恭子、もしかしてレギュラー剥奪を撤回させようと思ってるの?

今度は洋榎に向かって恭子がキレた

「洋榎、お前もや。なんやあの腑抜けた打ち筋は、それでもうちらのエースか!」
「そやかて由子が」
「問答無用や! 卓についたなら麻雀のことだけ考えや」
「あ、すいません・・・」

そこで恭子が大きく息をついた

「とりあえず、久々に3人で飯食おうや。洋榎には話しておかなかんことあるしな」
「あ、ああ。せやせや、結局由子はなんやってんな」
「その件についてはエクストリーム土下座の用意はあるのよー」
「それは大事やな」

そうして3人で腹を抱えて笑った

「なんやもう、あほらしいわ。はよ飯食いに行こか」



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