過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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619:tell you that I love ...(8-4)[saga]
2012/10/22(月) 01:35:13.81 ID:ZlXuH6JB0
-side 憩-

中堅戦が始まってから、絹ちゃんの姿が見えない

「どこ行ってもうたんやろうねぇ・・・」
「昨日の宮永さんとの戦いがこたえるのかもしれないね。私もしばらくは落ち込んだし」

私の隣には玄ちゃん
昼休みになっても絹ちゃんは教室には戻ってこなかった

それぞれ手分けして探しているところ
私たちは保健室に向かっていた。戒能先生とは医療関係についてよく話をする

「なんもなければええけど、もう昼休みも半分切ってるしなぁ・・・」

中堅戦の園城寺さんのように公式に認められる理由であれば交代要員も出せるけれど、ただいなくなったでは通らない
開局時間から5分遅れればそれで棄権となる

初めから休みやったんなら分けるけど、次鋒戦までは一緒に応援しとったんやからな・・・

保健室に着くと、そこにいたのは戒能先生と、

「いくのん先生、こんなところで何してはるんですか?」
「憩ちゃんや。ちょうどよかった」

にへらとしまりのない笑みを浮かべて、赤阪先生は1枚の紙を差し出してきた

「絹ちゃん、体調不良で午後は休みになったんよ〜。これを煌ちゃんに渡してくれへん?」

渡されたのは、戒能先生の署名が書かれた病欠の証明書
これを大会委員長の煌ちゃんに渡せば、誰かに交代するのは可能になる

でも、どうも納得いかん・・・・

「・・・でも、中堅戦が始まるまでピンピンしてましたよ?」
「本人もそう言っていましたが、中堅戦が始まったくらいに保健室に来て体調が悪いということでしたので、寮へ帰るように指示しました」

質問に答えたのは戒能先生
・・・そんな体調が急に悪くなるようには見えんかったけど。絹ちゃん、サッカー部やから体は鍛えとるはずやし

「え、じゃあ絹恵ちゃんの代わりはどうするんですか?」
「漫ちゃんでどーやろか。絹ちゃんよりもランク低いから、由子ちゃんみたいに点棒出さんでもええしな」

玄ちゃんはあっさり信じとるのか、もう赤阪先生と交代の話をしている

「じゃあ、今度は漫ちゃんを見つけて話をしないといけないね」
「せ、せやね・・・」

どんなに納得できなくとも、ここに病欠の証明書がある以上、交代要員を確保しないといけないのは確定事項
2年10組のリーダーは私だから、私が交代を告げに行かなければならないわけやし

「玄ちゃん、ちょっと外で漫ちゃんに電話してもろうてええ?」
「うん、わかったよ」

玄ちゃんにひとまず外に出てもらう


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