過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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tell you that I love ...(8-5)
[saga]
2012/11/04(日) 17:31:21.00 ID:GlTl9HRE0
-side 由子-
保健室に着くと、そこにいたのは戒能先生と、赤阪先生だった
代行とは今の洋榎には合わせたくなかったのよー
殴りかかろうととする勢いの洋榎を、私は必死に止めた
「代行、絹をどこやったんや!」
「もう洋榎、落ち着くのよー」
「由子ももっと怒れや、代行のせいで試合出れんかったんやろ」
「それはいいのよー」
「よくなんてあらへんわ!」
「洋榎ちゃん、落ち着いてや〜」
「どの口で言うんや!」
相変わらずぽけーっとしている代行。そして戒能先生が二人のあいだに入る
「落ち着いてくださいね、洋榎さん。順番に話をしましょう」
「良子ちゃん、絹はどないなっとるんや!」
戒能先生を揺さぶる洋榎
先生は、あっさりこう言った
「ズバリ、仮病です」
「な、な・・・・」
あまりの即答に、流石の洋榎も言葉を失う
なんとなくそう思っていたけど、あっさり認めるとは思わなかったのよー
「仮病ってどういうことやねん、だったらなんで病気の証明なんて出したんや!」
「あとは赤阪先生が説明してくれますよ」
そういって、先生は自分の机に戻っていった
「代行、説明してもらおうか。事と次第によっちゃ、分かっとるやろうな」
もう今にも殴りかかりそうな、鬼の形相をしているのよ
いつでも止められるように身構える
代行は、見たこともないくらい真剣な表情だった
「説明はするんよ。でも、対抗戦が終わってから、末原ちゃんや漫ちゃん、絹ちゃんを交えてでええ? みんな巻き込んでもうてるしな」
「・・・・絶対やな?」
「絶対やよ?」
しばらくにらみ合い、洋榎がため息をつく
「絹はどこにおるんや」
「寮に戻ってもらっとるよ」
「分かった。由子はもう教室に戻り。私は寮に行ってくる」
そう言うと、洋榎が保健室を出ていく
閉められた扉を見て、赤阪先生はひとつため息をした
「ごめんな、由子ちゃん」
「んー、何に対してなのよ?」
だいたい予想はついたけれど、あえてとぼける
先生は苦笑した
「レギュラーのこと」
「もう覚悟は済ませたのよー」
レギュラーを外されてもしかたないと、もう腹をくくった
先生は小さく首を振った
「由子ちゃん。善野先生、夏前には戻ってくるんよ」
「え?」
善野先生。元々のサッカー部の顧問
今は入院してしまっているけれど、そうか、戻ってこれるんだ・・・
「だからな、もともと夏の大会のレギュラーを決める権限なんて、私にはないんよ」
「じゃあ、代行はサッカー部の顧問やめるのよー?」
「まあ、その話はまた後でな。もう教室戻り?」
手をひらひらと振る
もうこれ以上話を進める気はないようだった
私は保健室を出ると、教室に戻ることにした
それにしても、恭子にはこのことをどう伝えようか・・・
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