過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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tell you that I love ...(8-5)
[saga]
2012/11/11(日) 00:53:18.84 ID:pbFB8hP/0
-side ゆみ-
試合の様子は気になるが、久を実況解説に取られてしまい、結果私が出店など試合外の部分の見回りを行うことになった
「別についてこなくていいんだぞ、モモ」
「好きでついて行ってるだけっす」
「ならいいんだが・・・」
傍目には私が独り言をしているように見えるんだろうか
中学の時の後輩で、それからもずっと私を慕い続けてくれている後輩
東京と長野と離れてしまっても、電話なりメールなりは続けていた
「副将戦はそろそろ後半かな。どうだった、宮永照は?」
「そうっすね。強かったっす」
「牌譜は見たよ。作戦は悪くなかったが、ツメが甘かったな」
「ううっ・・・」
2位狙い自体は悪い作戦ではない
むしろ、私も同じチームならそのように指示しただろう
ステルスが通じるのかどうか試さないことには、後の作戦も立てづらい
ただ、ステスルには常に見破られる可能性は付きまとう
その点は常に考慮していなければならなかった
「まだまだ、先輩には届かないっす」
「そんなことはない。お前の方が強いよ」
おそらく、モモが目標とする私は、現実の私とはもう乖離していることだろう
私はそんなに立派でも、強くもないよ
「そんなことないっすよ。先輩の方が強いっすよ」
「お互い否定しあっても不毛だな・・・・」
じっと私を見つめてくるモモを直視できず、私は前を向く
キョロキョロと落ち着かない様子であたりを見回す女性がいた
まだ春先、花粉症のためにマスクをしているから口元は分からない
それでも、そのセミロングの女性には見覚えがあった
「小鍛冶先生?」
「え?」
「ああやっぱり、小鍛冶先生だ」
マスク越しで声がこもっていたものの、それでも近づくにつれ確信を得る
間違いなく、1年前に退職された小鍛冶先生だった
私が1年の時の担任だったので、よく覚えている
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