過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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825:tell you that I love ...(8-6) ◆oeEeLVGR7U[saga]
2012/12/09(日) 22:10:42.97 ID:QTE/C41y0
私が逡巡していると、再び対局室の扉が開いた

「先客がいたか」

入ってきたのは、弘世さん、清水谷さん、福路さんの3人。みんな、3−2のクラスメイト

「どうしてここへ?」

そんな言葉が出てくること自体、普通の感覚は麻痺してしまっているのだろうと思う
クラスメイトが対局室に来るなんて、本来なら応援くらいしかないのに

「今さら虫のいい話かとは思うが、激励にな」

弘世さんの答えに、私は戸惑う
本当に今さら・・・

でも、どうして今になって・・・

「これだけの点差をつけられて、ようやくクラスの危機を自覚したというか。吊り橋効果みたいなものなんだろうがな」

弘世さんの後ろにいる2人も小さく頷く

でも、いいの?
一番辛いのは、ずっと宮永さんと戦ってきた弘世さん、あなたじゃないの?

「上の思惑など分からない。だがな、石戸・・・お前が手を抜けば仮に3−1が勝っても譲られた勝利と思われても仕方ないだろう」
「せっかくここまで来たんやし、やるからにはやっぱり勝ちたいわ」
「そうですね。少なくとも、できることはすべきです。本当は、もっと早くに気づかないといけなかったんでしょうけど」

3人の言葉が胸に染み渡る
4日間戦ってきて、ここまでみんながまとまっていたことがあっただろうか・・・

私だって、真剣に戦えるものなら戦いたかった
でもクラス編成にまで口を出して宮永さんを倒そうとする何者かの思惑が、そんな思いに水を差す

「あ、せや。洋榎に電話せんと」

清水谷さんが電話をかけ、一言二言話すと携帯電話を私に差し出してきた

「洋榎からやで」

電話を受け取る

「もしもし、石戸ですけど」
『おお、石戸か。なんか派手にやられとるようやん』
「申し訳ないわ」
『謝らんでもええ。むしろ謝りたいのはこっちやわ』
「なんで愛宕さんが・・・」
『余計な茶々入れられたもんも、結局全部お前に押し付けてまうんやからな』

私が二の句を継げないでいるのにお構いなく、愛宕さんは続ける

『今さら勝ってくれとは言わん。ただ、訳のわからん大人達の思惑に潰されんでくれ。うちが今日不甲斐なかったんも、結局ひん曲げられた思いのままで打っとったからや』
「愛宕さん・・・・」
『そっちに直接行けんくて悪かったな』

そう言うと、一方的に電話が切られてしまった
はあ、まったくせっかちね・・・


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