過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
1- 20
845:tell you that I love ...(8-6) ◆oeEeLVGR7U[saga]
2012/12/15(土) 06:57:29.94 ID:5NYEjkYY0
-side 衣-

なんだ、これは・・・・

衣 配牌:五七CEG24789南発中

いくら衣が海底支配を意図的に緩めているとはいえ、こんな酷い配牌にはならないぞ
それに、あの石戸霞の絶一門が終わっている?

「ちょっと、なんなのよこれ!」

対面の大星が憤る
・・・同じことが起こっているのか?

石戸は確か、自分の意志では絶一門は解除できないはず
これは小蒔から今朝聞いたこと。鳴いてもずらせないということも含めて聞いていたから、今この状態を作ったのは石戸ではない

だとしたら、残るは・・・・

「仏滅、だよ」

ニヤリと笑うのは、姉帯だった

仏滅? 六曜の1つだが、それが今なんだというのだ?

「私も含めて全員、牌に支配力は行使できないよー」

・・・冬の個人戦が不意に脳裏をよぎった

石戸霞、辻垣内智葉、そして臼沢塞
臼沢が睨んできたとき、確かに力が抑えられるような感覚はあった

でもこれは、今の状況は違う

上から抑えるというよりは、卓に支配力が届かない。どこかに反らされてしまっている・・・
目の前にあるのに、卓が遥か悠遠な場所に感じてしまう

そして普段なら感じるはずの相手の手の大きさ、テンパイか否か、それも見えない
海底が何であるかも、まったく分からない・・・

まるで月明かりもなく樹海を彷徨い歩いているかのようだ

「残り半分、ここからは普通の麻雀しよー」

姉帯は無邪気に微笑んでいるつもりなのだろうが、私には身を竦ませる効果しかなかった

これが、普通だと・・・
力を持たぬ有象無象どもは、こんな暗闇の中で麻雀を打っているとでも言うのか?

「まったく、とんだ隠し玉ね。でも、いいのかしら?」

石戸が首をかしげる
その視線の先には、大星

「やっぱ面白いよ、トヨネ。でも、ちょっと遅かったんじゃないかなー。私が大三元上がる前に、これをしておけばよかったのに」

あの大三元で、大星がトップに立った
かなりの差が出来てしまったが、それをこの暗闇の中で逆転できるつもりでいるのか?

まだ、リーチや裸単騎での上がりに賭けたほうが勝算があるだろう
姉帯は、それでも微笑んだままだった

「ふふ、確かにそうかもね。でも、そうじゃないかもしれない。今はこれが正しいって信じるよ」

そう言って、力強く打牌する

衣の心は、孤独に、そして深淵に飲み込まれようとしていた
支配していたはずの海を、漂流するかのように・・・・


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1003.94 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice