過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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881:tell you that I love ...(8-6) ◆oeEeLVGR7U[saga]
2012/12/30(日) 23:03:39.10 ID:YX7GGuO90
-side 霞-

ツモ上がりは基本的にはできない
けれど、多面張に受けておけば、いずれツモることはできる

そして7ソウを切った姉帯さんの手牌は今テンパイすら維持できていない
いずれ、私のロン牌がこぼれてくるだろう

それで決着する

姉帯さんのツモ
そこで手が止まった

「大星さん、天江さん・・・」

なぜか、姉帯さんは両脇の2人に声をかけた

「なんだ?」
「どうしたの? ツモなら、もったいぶらないでいいんだよ?」

大星さんの問いに、姉帯さんは小さく首を振った

「私がこの石戸さんの一色だけの麻雀の最後の相手じゃなかったら、私は何もできなかったと思うから・・・」

そこで姉帯さんは、ひと呼吸置いて、

「ありがとうっていうのも、ごめんねっていうのも、変な感じだけど。とにかく、そんな気持ちだよって伝えたくて」
「・・・・お前は勘違いをしているぞ」

天江さんが、不敵な笑みを浮かべる
虚勢のようにも見えるけれど・・・・それでも、その声は力強くて

「衣は、勝負が決するまで諦めたりしない」
「私だってそうだよ。だからとっととソウズを全部使い切っちゃえ!」

そう、まだ2人とも諦めてないのね・・・
けれど、ソウズを使い切るなんてことは無いわ

「姉帯さん、ツモでないのなら、切っていただけるかしら?」
「うん、ツモじゃないよ・・・・でも、切るのはちょっと待ってね」

そう言うと、姉帯さんは瞳を閉じた
そして呟く

「仏滅・・・解除!」

え、今になってどうして?

「カン!」

パタンと倒れる、4枚の9ソウ・・・

そんな、まさか・・・


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