過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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890:tell you that I love ...(intermissionExtra-6) ◆oeEeLVGR7U[saga]
2013/01/01(火) 17:48:32.09 ID:rpONg+cq0
透華「多分何度も聞かれているとは思いますけど、個人戦のドラ切りはどういった心境でしたの?」

玄「・・・・面と向かって聞かれたの、初めてかも」

透華「そうなんですの、あれだけ目立ったのに!」

玄「いや、別に目立つために切ったわけじゃないんだけど・・・」

玄「チャンピオン相手だから切らないといけない時もあるよねって勝手に納得されちゃうから、深く理由って聞かれないんだよね」

透華「ああ、それは確かにそうかもしれませんね・・・」

玄「でも、チャンピオン相手だから切ったって理由も、しっくりこないんだけどね」

透華「他に何か理由がありまして?」

玄「うん、一緒に打った煌ちゃんと園城寺さんの方が、私以上に頑張ってたから。特に園城寺さんは、得意のリーチ一発を封じてでも立ち向かおうとしてたから。だからかな・・・」

透華「失礼かとは思いましたが、ドラが集まる理由についてはすでにお姉さまから伺いましたわ」

玄「うん、来る前におねえちゃんから聞いたよ」

透華「普通の対局なら切らなかったけれど、その時ばかりは園城寺さんたちに感化されて、ドラを切る決断をしたということなのですね」

玄「そんな感じ、かな」

透華「玄さん。ごめんなさい!」

玄「え、え、なんで急に頭を下げるの!! 上げてください」

透華「私は、自分が恥ずかしいですわ! ただ目立っているというだけで玄さんのことを調べて・・・。そんな深い理由もあると知らずにっ」

玄「そ、そんな大したことじゃないですから、とにかく頭上げてください」

透華「それでは私の気が済みませんわ」

玄「私の気は済んでますからっ。それに、ここまで聞かれることもなかったから、嬉しかったっていうか・・・」

透華「嬉しい?」

玄「あ、やっと頭上げてくれましたね」

透華「それはその・・・」

玄「とにかく、ただドラを切ったってことだけじゃなくて、その理由も聞いてくれて、その上こんなに素直に謝ってくれて・・・透華さんって、優しい人なんですね」

透華「や、優しいだなんて、そ、そんなことございませんわ・・・」

玄「そんなことないよ。とっても優しくて、素敵です」

透華「す、素敵だなんて、そんなに褒めても何も出ませんわよ!」

玄「思ったことを言っただけですよ?」

透華「・・・わ、私の投げる番ですわね!」

玄「あ、ガター・・・」

透華「っ、玄さん!」

玄「なに?」

透華「今日は私のコーチ役なのでしょう、しっかり教えてくださいます!」

玄「ふふ、おまかせあれ!」


一「透華ったら、面と向かって褒められると照れちゃうからなぁ」

宥「うん、でもこれから仲良くしてくれそうで、嬉しいな」(了)


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