過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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tell you that I love ...(8-7)
◆oeEeLVGR7U
[saga]
2013/01/14(月) 00:06:48.00 ID:NLIrbRd90
小瀬川さんの視線の先には、まだ膝枕されようとしている怜がいて
そして江口さんに無理やり引き離されていた
「怜、もう恭子のレンタルは終わりやで」
「仕方ないな・・・。まあまあの膝枕やったで」
「それは喜んでええのかよくわからん・・・」
末原さんがようやく開放されて立ち上がる。そして私をじっと見つめた
「宮永。由子のことなら気にせんでええからな」
「うん・・・」
対抗戦に出るなと言われていたのに、怜の代わりに出てくれた由子
サッカー部のレギュラーを剥奪されるリスクを背負って・・・
でも、もう出てしまったのは取り消せない
だからせめて、少しでもいい方向に向かうように願うしかない
「末原さん。由子のこと、よろしくお願いします」
「・・・そんな畏まらんでもええ。それに、これは私らサッカー部の問題やからな」
深く頭を上げる私に、末原さんは苦笑する
「行くで、恭子。じゃああとは、クラス水入らずでなー」
江口さんが手招きして、末原さんも教室を出ていった
「もう大丈夫、塞?」
「流石にもう大丈夫だよ、ありがと」
塞の隣に座っていた鹿倉さんも立ち上がった
そして私の方を見て
「宮永さん、おめでとう。それと、ありがとね」
「え、うん・・・。ありがとうって?」
特にお礼を言われる心当たりがなくて、首をかしげる
「塞を復活させてくれて。こういうきっかけでもないと、きっと塞は麻雀自体打たなくなっちゃったかもしれないから」
「それは塞自身の力で、私は何もしてないよ」
鹿倉さんは首を振った
「謙遜とかいらない。宮永さんがきっかけになったのは事実だから」
「うん、じゃあそういうことで」
反論しても受け付けてもらえなさそうだったので、大人しく相槌を打っておくことにした
その鹿倉さんを、塞が小突いた
「ちょっと胡桃、なんで先にお礼なんて言っちゃってくれてるわけ?」
「別にいいでしょ、それくらい!」
「まったく、胡桃がお礼なんて、シロに介護されるよりビックリだよ」
「私だってお礼くらい言えるよ!」
「・・・うん、ありがとね。心配かけた」
「分かればよろしい」
はにかむ塞に満足げに頷くと、鹿倉さんも教室を出て行こうとした
「ただいまー。勝ったよー」
と、ちょうど豊音が戻ってきた
「あっ、豊音。おめでとう」
「胡桃ー!」
「わー、高いって!」
興奮気味の豊音はひょいっと鹿倉さんを持ち上げた。小さな鹿倉さんの体は簡単に持ち上がる
「ちょー頑張ったよー。ちょー嬉しいよー」
「分かったから降ろして!」
「豊音、あんまり振り回すと胡桃がどっか飛んでっちゃうよ」
「あっ、ごめんねー」
豊音は鹿倉さんを下ろした
鹿倉さんは、じゃあねと言って逃げるように教室を出ていく
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