過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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913:tell you that I love ...(8-7) ◆oeEeLVGR7U[saga]
2013/01/14(月) 00:13:25.66 ID:NLIrbRd90
-side 咏-

決着がついた
よくやったな、みんな

「さあ、決着はついたよ。帰っていいかな?」
「ああ、どうぞ・・・」

そういう約束だから仕方ない
すこやんももう少し肩の力抜いてくれればいいのに、真面目すぎるんだよ・・・

「咏さん・・・」
「なに、針生さん?」

いつもはえりちゃんって呼んでるけど、なんだか苛立って名字で呼んでしまう
えりちゃんが表情を暗くしたけれど、それを気遣っている余裕は私にはなかった

・・・まだ来ないのかよ、すこやん行っちゃうぞ

「・・・誰ですか、小鍛治さんに一番会いたい人って?」
「それはすこやんが一番わかってるよな?」

すこやんは立ち上がって私の背中にある出口に向かって歩いてきた

「もう、済んだことだよ・・・・」

すれ違いざまにそう呟くすこやん
そして私のケータイからメールの着信音が響いた。着信音に気を取られている間に、もうすこやんは扉の向こうへ消えようとしていた

「まったく、誰だよ・・・」

もう追っても止められないだろう
メールを確認することにした

「・・・・ったく、意気地なし」

メールの内容を見て、舌打ちする

「咏さん・・・」
「・・・・なに、針生さん?」
「ごめんなさい」
「何を謝ってるのかしらねーけど、後でじっくり聞かせてもらうから」

頭を下げるえりちゃんに、きつく当たってしまう
ここにきてこんな展開予想してないっての・・・・


――ゴメン、やっぱり今の私に会う資格無いわ


こんなメール寄越すなよ、いくのん!
次はいつ会えるのかわかんねーんだぞ・・・


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