過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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933:tell you that I love ...(8-7) ◆oeEeLVGR7U[saga]
2013/01/20(日) 18:38:36.94 ID:BMbMoVEX0
麻雀は鬼神のごとき強さのすこやんだけど、家事に関しては正直まるでダメなんよね



教員宿舎で隣の部屋になって、その隣から焦げ臭い匂いが漂ってきた時にはビックリしたわぁ・・・

「なんか臭うけど、火事?」
「あ、赤坂さん・・・」

隣の部屋を伺うと、オロオロするすこやんがいて
でも火事やったらもっと慌てとるやろうし、そんな大したこと無さそうかな

「なんか、レンジが壊れたみたいで・・・」
「はぁ、おじゃましてもええん?」
「うん、ちょっと見てもらえると助かるよ」

中に入ると、お世辞にも片付いているとは言えない部屋で・・・
キッチンには、普通のオーブンレンジがあって、今もウーンと静かに音を立てていた

「・・・これ、オーブンになってますよ?」
「え、オーブン?」

小さな文字でオーブンと表示されていた

「え、え・・・。電子レンジなのになんでオーブンなの?」
「いや、レンジとオーブンと両方できるやつやから」

訳も分からずに買って、今まではなんとなく使ってきたけどたまたまオーブンのボタンを押してしまったということだろう
とりあえずこれ以上焦がしても仕方ないので、スイッチを切る

「しばらく熱いからほっといて、冷めてから使ってな」
「あ、ありがとうございます」
「あんまり家事できへんのやね?」
「・・・・うん」

恥ずかしがってうつむいていしまうすこやん
うーん、とても1つ上とは思えへん

でも、なんかほっとけへんなぁ

「こんな焦げ臭い部屋じゃご飯も食べられへんやろ。私の部屋に来る? お昼はカレーやから、食べてってええよ?」
「えっ、悪いよ」
「でもほっといたら今度はレンジが爆発しかねんし〜」
「流石にそこまでじゃないよ!」



そんなこんなで、いろいろと世話を焼くようになって・・・
いつの間にかお弁当を作ってあげたりするようになっていた

すこやんは私がおらへんとダメダメやからなぁ、なんて自惚れたりしてまう

恋愛感情みたいなのはなくて、年上のくせに手のかかる妹ができたみたいな感覚やったけど・・・・
それでも、なんとなくこんな関係がずっと続いたらええなって、そう思っていた


1年後、すこやんが学校を辞めるなんて思ってもいなかった

私のせいで・・・


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