過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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942:tell you that I love ...(8-7) ◆oeEeLVGR7U[saga]
2013/01/25(金) 22:41:21.66 ID:y6WeG5Yq0
-side 小蒔-

表彰式が終わったあと、憩ちゃんは言った

「みんなで絹ちゃんのところ行かへん?」
「え、でも体調が悪いのにみんなで押し寄せて大丈夫かな?」

玄ちゃんの指摘ももっともだった

「私は今日のところはメールで済ませといたらええと思うけど」
「む、衣はお見舞いに行きたいぞ」

漫ちゃんは反対して、衣ちゃんは賛成
みんなの意見が真っ二つになって、自然と私に視線が集まる

「わ、私は・・・」

逡巡して、

「お見舞いに行きたいです」

やっぱり突然体調を崩したというのも心配だし、なによりこの4日間一緒に頑張ってきた結果も直接話したかった
負けてしまったけれど、みんなで一生懸命戦ってきたんだから

「3対2やな、じゃあお見舞いに行こか」
「ん、まあ顔くらいは出しとかなな・・・」
「たくさんでお邪魔そうだったら、私は部屋の外で待ってるからね」

漫ちゃんも玄ちゃんも一緒に来てくれるようだった
うん、きっとみんなで行ったほうが絹恵ちゃんも喜んでくれるはず

みんなで寮に向かって歩いていくと、

「あ、末原先輩」

漫ちゃんが、船久保さんと歩く末原さんを見かけて声をかけた

「漫ちゃん、10組総出でどないしたん?」
「これから絹ちゃんのお見舞いに行こうと思ってたんですよーぅ」

聞くと、末原さんと船久保さんも絹恵ちゃんのお見舞いに行く途中だったようだ

「流石に7人は多すぎですわ。私は遠慮しときましょう」
「え、大丈夫だよ。私はお部屋に入らないから。浩子ちゃんと絹恵ちゃん従姉妹なんだから遠慮しなくてもいいよ」

船久保さんが辞退しようとするのを玄ちゃんが止めた

「順番に見舞えばいい。全員で行ったほうがきっと絹恵も喜ぶぞ」

衣ちゃんが喜色満面にして言うので、誰も反対できなくなってしまったようで

「ま、とりあえず絹ちゃんの様子を伺ってから考えたらええ」

末原さんがそうまとめて、7人でお見舞いに向かうことになった

「・・・明日にするか」

誰に言うでもなく、末原さんが呟くのが聞こえた


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