過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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958:tell you that I love ...(8-7) ◆oeEeLVGR7U[saga]
2013/02/12(火) 00:08:02.29 ID:qv6IIvio0
「わ、突然なんやの、怜」
「私がピンチになったら、この竜華が駆けつけてくれたんやで。かっこよすぎるやろ?」
「そうでしたね・・・。覚えてます」
「だからまあ、結果的にはプラスになっとるんや。そんなに気にせんといて」

まだ釈然としてないようやったけど、そんな表情を打ち消すように、廊下で叫び声が上がった

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」
「な、なんや?」

竜華が立ち上がって、廊下まで様子を見にいった

「玄ちゃん?」
「え、玄ちゃんですか?」

その名前を聞いた神代も廊下を覗き込む

「あ、小蒔ちゃん! どうしようどうしよう!!」

その神代を見かけたのか、廊下から聞こえてきた声は確かに玄ちゃんのものだった

「何があったんですか、玄ちゃん」
「おねーちゃんがチャンピオンに襲われてた!」

…はて? 空耳か?

「とりあえず落ち着きや、玄ちゃん。どういう状況でそうなったん?」

ちょい気になるし、私も見に行くか・・・
私も廊下の様子を見に行くと、ひどく慌てふためいた玄ちゃんがいて

「私がおねーちゃんの部屋に行ったら、おねーちゃんがチャンピオンに襲われていたのです!」
「あー・・・」

照と宥姉ちゃんが好き合っとるのは今日聞いたばかりやけど・・・
まあなんや、とりあえず鍵は掛けよか・・・

「ちょっと竜華、玄ちゃんに付き合ってあげて」
「しょうがあらへんなぁ…」

竜華も苦笑しながら、玄ちゃんの手を取った

「とりあえず宥ちゃんのところへ行こか」
「え、でも・・・」
「ええからええから。任せとき」

そう言って、竜華が不安そうに玄ちゃんを連れて廊下を歩いていく

「えっと、大丈夫なんでしょうか?」

取り残された小蒔も不安そうにしているけれど
まあ、竜華は事情は知っとるし、悪いようにはならへんやろ

「まあ大丈夫やで。っていうか多分、玄ちゃんのおねーちゃん大好き補正がかかっとるだけやから、そんな大ごとやあらへんで」
「なら、いいんですけど・・・」

まったく、素のこの子は心配性なんやろうな・・・
そこまで気を遣わんでもええのにな

「ああ、あと。わざわざ謝りに来てくれてありがとな…。そんなに気にせんでええからな」
「はい、ありがとうございます」

ぺこりと頭を下げる神代を見送って、私は部屋に戻った

一応照にメールしとくか・・・

玄ちゃんが、竜華と一緒に宥姉ちゃんの部屋に行くからな、って


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