過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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962:tell you that I love ...(8-7) ◆oeEeLVGR7U[saga]
2013/02/18(月) 00:13:03.83 ID:bP+/SzDL0
「確かに、女の子同士って多いかもしれないね、うちの学校」
「でも、憧ちゃんがそうとは、限らないでしょ?」
「それはそうだけど・・・・。でも、それは男の子を好きになっても同じじゃないかな。相手が告白を受けてくれるかどうか、それはその時になってみないと分からないから」
「でも、超えないといけないハードルが1つ多くなるわけで・・・」

青春してるなぁなんて口にするのは、流石にやめた
でも、こればっかりはお互いの気持ちの問題だからなぁ・・・

「じゃあ、宥に探りを入れてもらおうか。新子さんが咲のことどう思ってるのか、それとなく聞いてもらう?」
「大丈夫かなぁ、バレたりしないかな・・・」
「宥なら心配いらないよ」

それに、なんとなく予感がするんだ
もうすぐ、宥から電話がかかってくるんじゃないかって

プルルルルル

「噂をすれば・・・。ちょっと電話してくるね」
「うん、宥さん?」
「そう」

私たちの部屋に戻ってから、電話に出る

『もしもし、照ちゃん。遅くにごめんね』
「大丈夫だよ。それで、どうかしたの?」
『私の部屋に、憧ちゃんが来てるんだけどね・・・』

思った通りの電話の内容に、私は思わず頬が緩んだ

咲、きっとあなたたちもお似合いだよ
考えてること、同じなんだから



-side 宥-

はぁ、玄ちゃん、すごくショックを受けてたなぁ・・・
好きなものは好きなんだし、きっとそれは分かってくれると思うんだ

でも、ちゃんと鍵をかけておかないといけなかったよね
・・・そういえば今も、鍵が開けっ放しだ

「はぁ、こたつから出たくないけど」

クセをつけないと
そう思って立ち上がろうとしたとき、ノックの音がした

「宥姉、入ってもいい?」
「・・憧ちゃん? いいよ」

入ってきたのは、憧ちゃんだった

「玄から聞いたよ、宥姉。照さんに襲われたんだって?」
「ふぇ、襲われてなんてないから!」
「冗談よ。でも、付き合ってるってのは本当なんでしょ?」
「もう、憧ちゃんったら・・・」

はぁ、でも今日の騒ぎを聞いていた人がいたらきっとそんなふうに誤解しちゃったりするんだろうな・・・
しばらく大変そう・・・

「あ、これ一応差し入れね。そろそろ自販機もあったか〜いがなくなってくる頃ね」

そう言ってくれたのは、お茶のペットボトルだった
憧ちゃんも自分で持ってきたお茶のペットボトルを開ける。キャップの色が違うから、きっと冷たいのだろう

「わざわざありがとう。あまり自販機で買わないから平気だけどね・・・。それで、今日はどうしたの?」
「ホントは優勝おめでとうトークをしようと思ってたんだけど、もうこれは恋バナするしかないっしょ?」
「こ、恋バナ・・・」

改めてそう言われると、なんだかむずがゆいなぁ・・・
憧ちゃんが腰を下ろすと、さっそくコタツに乗り出してきた

「それでそれで、どっちから告白したの?」
「ええっと、どっちだろ・・・」
「ええ、そこ肝心なとこなのに!」
「照ちゃんから、かな。でもほとんど同時っていうか、私も言おうと思ったら言われてたっていうか」
「うわぁ、アツアツだぁ」

ううっ、こういうの人に話すのってなんだかとっても恥ずかしい・・・
しかも、その告白した場所って、この部屋だよ・・・


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