過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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979:tell you that I love ... (Epilogue) ◆oeEeLVGR7U[saga]
2013/02/24(日) 16:22:22.54 ID:wh5IVdvA0
-side 憧-

電車に揺られて、今は商業ビルのエントランスでフロア案内を見ていた

「それで、最初はどこに行くんですか?」
「本屋の下見」
「・・・・照ちゃん?」
「ごめんなさい、服です」

真顔で本屋と言った照さんを宥姉がたしなめた。
ホントに本が好きなんだなぁ・・・。姉といい、妹といい

「咲も本屋に行きたいんじゃないの?」
「え、私は大丈夫だよ・・・」

と言いつつも、視線はしっかり本屋がどこにあるか確認してたりするんだよね

「いいよ、別に本屋見てからでも」
「ホントに!」
「憧は話がわかるね」

喜色満面の咲に、照さんもやけに興奮しているように見えた

「憧ちゃん、大丈夫?」

宥姉が不安そうにしてるけれど、別に本屋を見るくらいどってことないでしょ?

そう思っていたけれど、私はこの宮永姉妹の本好きを甘く見ていた

「あー、よく飽きないわね・・・」
「姉妹だからよく似ちゃうのかな。特に大きい本屋さんだから、いろいろ見たいんだろうね」

30分もしたら私と宥姉はギブアップして本屋の近くにある長椅子に腰掛けていた

「まあ、今度は気をつけるよ。本屋が最後になるようなルートとか考えてさ」
「うん、ごめんね。もともと照ちゃん、1人で本屋さん巡りするつもりだったらしいから、本屋さんが入ってるところの方がいいかなって思って」

しょうがないか。でもそろそろ本屋から引き剥がさないとね・・・
じゃないと、もったいないもんね!

「宥姉、ありがとね」
「え、突然どうしたの?」
「宥姉のことだから、私と咲のこと気遣ってくれたんでしょ?」
「・・・・うん、そうだね」

一瞬どう答えようか迷ったみたいだけど
わざわざこうやって私と咲を誘ってくれたことからすれば、咲の気持ちも何となく察することはできる

でも、それは希望的観測かもしれないなんて、ちょっと不安になったりもするんだよね
こんなに誰かを好きになったり、そしてそれを打ち明けたりなんて、今までしたことなかったんだから

ここまでお膳立てしてもらったんだし、午後から巻き返さないとね

「ちょっと本の魔物に囚われたお姫様の救出に行ってくるわ」
「・・・どうする、憧ちゃん?」
「どうって?」

宥姉の質問の意図が分からず、私はキョトンとしてしまう
宥姉は柔らかな表情を浮かべて、

「このまま、咲ちゃんと2人きりになってもいいんだよ?」
「あー、そういうことか・・・」

それもアリかもしれない。多分、今日のこの機会を逃しちゃったら、次はいつになるか分からなくなっちゃうし・・・
それに、宥姉だって照さんと一緒にいたいだろうし

「うん、じゃあここで解散にしよう。照さんによろしくって言っておいて」
「分かった。じゃあ、頑張ってね・・・」

頑張って、か・・・
よし、気合入れろ私!


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