過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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tell you that I love ... (Epilogue)
◆oeEeLVGR7U
[saga]
2013/02/24(日) 16:25:12.71 ID:wh5IVdvA0
咲を探す。結構広い本屋だからちょっとウロウロしたけど、ようやく見つかった
こっちには気がついてないみたい
私は咲の背後にそっと近寄った
「だーれだ?」
「ひゃん!」
可愛い声を上げて咲がビクンと体をこわばせた
「憧ちゃん、ビックリさせないでよ。本を落とすところだったよ!」
「あはは、ごめんね。あんまり集中してるもんだからさ」
「もう次のところに行くの?」
「ああ、そのことなんだけどね」
私は、ここで宥姉と照さんとは別行動をすることを告げた
「え、そうなんだ・・・。憧ちゃんは、どこか行きたいところある?」
「とりあえず服見たいかな。あと、咲のコーディネートもしてみたい」
「私はいいよ、憧ちゃんみたいなオシャレなのは似合わないし・・・」
「いやいや、別に私と同じ服着させるわけじゃないからね」
グー・・・
その音が鳴ったのは同時だった・・・
「そ、その前にご飯にしようか、咲」
「そうだね・・・」
ああもう、恥ずかしい・・・・
-side 咲-
同じビルの一番上の階が食べ物屋さんのフロアになっていて
その中からパスタ屋さんを選んだ
ちょうど窓際の席が空いていて、近くの景色が一望できた
目の前にもビルはあるけれど、半分くらいは遠くまで見渡せた
「お姉ちゃんたち、まだ本屋さんにいるのかな・・・」
「聞いた話によると照さん、一日中本屋さんにいられるらしいけど、ご飯も食べずに本読んじゃうの?」
「滅多にないけど、すごく面白い本があったりするとずっと立っても平気なんだって」
「はぁ、すごいなぁ・・・。咲は?」
「私は流石にお腹が減ったら切り上げるよ」
まあそれでも、あとちょっとだけって思って1時間くらい経ってたってことはあるけど・・・
「あ、咲の分、来たよ。食べていいよ」
「憧ちゃんの分もすぐ来るよ」
「いいからいいから、あったかいうちに食べなって」
悪いなと思いながら、手を合わせる。なぜか憧ちゃんがじっと私の口元を見ているように感じた
「いただきます。って、そんなのじっと見られると照れちゃうんだけど・・・」
「えー、いいじゃん。咲の食べるところ見たいなぁて思っただけで」
「もう・・・。ほら、憧ちゃんの分も来たよ」
憧ちゃんのパスタも来たので、とりあえずこれでじっと見られることはないだろう
ドキドキしちゃうから、そういうのはまだ困るよ・・・
「じゃあ私も、いただきます」
世間話をしながらあっという間にパスタを食べ終えた
「ふう、結構お腹いっぱいになったね」
「もうちょっと休んでから行こうか」
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