過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」
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616: ◆4d.p0/LjlDvE
2012/08/08(水) 22:05:55.03 ID:Qhq2Pr960
――次鋒戦が終わり、少し長めの休憩時間の後で。

『間もなく、中堅戦を開始します!』


――竜門淵控室。

一「ようやく、ボクの番か……」フゥッ

透華「一……」

一「何も言わないで」

一「――風が啼いてるような、気がするんだ」フフッ

透華「聞こえるんですの?」

一「うん。あたかも、『勝利』の方向を指しているかのように、ボクには聞こえる」

純(……オレには何も聞こえないが)

透華「そう言われてみれば、わたくしにも聞こえる気がしますわね」

一「でしょ? この風には、色んな人の想いが乗ってるからね」

一「普段はボクにしか聞き取れないはずなんだけど」キリッ

純(……ダメだ、何も聞こえない)ウーン

智紀「……」カタカタ


検索:風 声


智紀(……特に有益な情報、なし)ガクッ

一「まあ、任せといてよ」

一「……あ、あとさ」

透華「なんですの?」

一「――途中で『コレ』、外しちゃうかも」ジャラン

透華「なっ……!」

一「許してくれる?」

透華「……」

透華「――了解しましたわ。暴れてきなさい」

一「ありがと!」ニカッ

純(うう……流れを掴むこのオレが、『風』の声を聞けない、だと?)ズーン

智紀(……)


検索:風 声 啼いてる


智紀(――やっぱり、なし)ションボリ


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