過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」
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719: ◆HPzqh93ntjyb
2012/08/10(金) 18:17:59.84 ID:eO0L4Q3Q0
咲(お、落ち着け私!)

咲(か、考えてみれば、その――京ちゃんがそういう手紙もらったからって)

咲(私が狼狽える必要なんて、どこにも……!)

京太郎「とりあえず、教室行くか」

咲(……はっ!? ま、まずい!)


――教室
京太郎「おっ、咲。おはよっ」

咲「お、おはよ、京ちゃん」アセアセ

京太郎「ん? なんか落ち着いてねえなあ」

咲(だ、誰のせいだと……!)

咲「う、うん! あんま、寝てないからかなー、なんて!」エヘヘ

京太郎「……怪しい」ジトッ

咲「……あ、あのさ、京ちゃん」

京太郎「ん?」

咲「――もうさ、なんかモヤモヤしてて気分悪いから言うんだけど」

咲「なんか手紙、もらったでしょ?」ズバリ

京太郎「なっ……お、お前見てたのか」

咲「うん、偶然見ちゃった。ごめんね、言うか言わないか迷ったんだけど」

京太郎「いや、いいけどさ、別に」ポリポリ


咲「……ラブレター?」

京太郎「――わかっちまったか。そうだよ」

咲「そっか……」

咲「……どうするの?」

京太郎「えっ、うーん、まあ……」

京太郎「――わりいけど、断るだろうな」

咲「どうして?」

京太郎「だってさ、相手よく分からねーし。この時期、インターハイとかで忙しいだろ」

京太郎「それに、夏が近いってことで、焦ってんだよ。ほら、あいつとか」チラッ

A「――あー、どうすればあいつに……!」ギラギラ

咲「あー、分かりやすいね」

京太郎「だろ? だから、断らせてもらうだろうな、俺は」

咲「――本当に」ボソッ

京太郎「ん?」

咲「本当に、それだけ?」ジッ

京太郎「……」

京太郎「なーに言ってんだ。それだけに決まってんだろ?」

咲「……」

咲(――嘘つき。目が泳いでるよ)ギュッ


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