過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」
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944: ◆HPzqh93ntjyb[saga]
2012/08/22(水) 13:17:09.32 ID:hrajL7Is0
――その後。
私は宮永さんの誤解を解いた。
話をしている間、宮永さんは恥ずかしそうにしたり、残念そうにしたり、表情をくるくる変えた。
少し心苦しかった――

咲「そ、そうだったんだ……ああ、恥ずかしいよ」カァァ

和「だ、大丈夫ですよ、宮永さん……」

和「宮永さんのお話面白かったですし」

和「だから、落ち込まないでください」ニコッ

咲「は、原村さん……」

和(……恥ずかしそうな、それでいて嬉しそうな)

和(こういう表情、私はできませんね――)

和(ちょっと羨ましいです)

咲「――原村さんって」ボソッ

和「?」キョトン

咲「天使みたいだよね」

和「……えっ?」

咲「だって、気配り上手だし――」

咲「綺麗だし――」

咲「……私にないものをたくさん持ってる」ハァ

和「――み、宮永さん、その」

和「そ、そうして面と向かって言われると、は、恥ずかしいですよ……」カァァ

咲「あ、ご、ごめんね!? そ、その――こ、困らせたかったわけじゃ」アタフタ

和(きっと今、私の顔は真っ赤なんでしょうね――)ハッ

和(――ああ、そうか)

和(宮永さんも、私と同じような気持ちを――)

和「……宮永さん」

咲「ど、どうかした?」ビクビク

和「これからも、お願いしますね」ペコリッ

咲「え、ええっ……は、はい、よ、よろしくお願いします」ペコリッ

和(――大切にしたいものですね、こういう気持ち)


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