過去ログ - 春香「リボンを結んで」〜オーソドックスガールズストーリー〜
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115:1 ◆6VUvxtY276[saga]
2012/08/02(木) 16:45:37.21 ID:5P+gS2El0


***


「……なるほど。確かに美希の言う事は間違いではありませんが、それでもこちらに無礼があったことも事実。
 美希を止めなかった響も同罪です。とっぷ×とっぷが終了した後に皆で謝罪に伺いましょう」

「はいなの……」

「うう、ごめん貴音……」

 すっかり落ち込んでしまった美希と響の頭を、わたくしは優しく撫でました。今からすてーじに立つのに、
そんな暗い顔をしていてはいけませんよ。わたくし達はちゃんぴおんです。堂々となさい。

「でも今のあの2人には逆立ちしたって敵わないぞ……。真すごく怖かったさ……」

「ミキも千早さんにファンタジスタ一位を取られちゃうの……、ミキおっぱいだけのバカになっちゃうの……」

 この2人がここまで怖気づくとは、よほど恐ろしいぱふぉーまんすだったようですね。わたくしも是非
この目で見たかったものです。

「仕方ありませんね。気が進みませんが真っ向勝負で来られたあちらに、わたくし達は奇策で対抗しましょう。
 美希、ぼーかりすと一位の座はお預けです」

「今の千早さんに歌で勝てるワケないからいいケド……でもミキ達勝てるの?chmスゴかったよ?」

「去年のジュピターの比じゃなかったさ。あの2人はダンサーとボーカリストのレベルを超えて、
 ファンタジスタも入ってたぞ」

 それはそうでしょう。あのゆにっとには天海春香がいるのですから。ですがわたくし達も、その程度で負ける
わけにはまいりません。

「要するに如月千早はぼーかりすと以上の、菊地真はだんさー以上のぱふぉーまんすをしただけの話。でしたら
 わたくし達も同じことをすれば良いのです」

「ミキが千早さん以上に歌って、響が真クン以上に踊るの?そんなのムリだよ……」

 再び落ち込んでしまう美希と響。やれやれ、この調子では負けてしまうかもしれませんね。

「美希、響。貴女達はふぁんたじすたとだんさーである前にあいどるなのですよ。自分の可能性を狭めては
 いけません。わたくし達は妖精です。人間に出来ない事でも妖精には出来るのです。自信を持ちなさい」

 わたくしの言葉に美希と響の魂に火が灯りました。どうやら気付いたようですね。それでは舞台に参り
ましょう。妖精は可愛らしいだけではありません。もっと面妖で、恐ろしいものなのですよ―――――




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