過去ログ - 春香「リボンを結んで」〜オーソドックスガールズストーリー〜
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128:1 ◆6VUvxtY276[saga]
2012/08/02(木) 16:57:48.74 ID:5P+gS2El0


「すごいじゃないか春香!!自分の将来を選びたい放題なんてうらやましいなあ」

「私も協力するわ。今の春香なら歌も練習すれば上手くなるでしょう。時間はかかるかもしれないけど、
 ゆっくりやっていきましょう」

 真と千早も肯定的だ。しかし春香の表情は晴れなかった。どうした?何か気に入らない事でもあるのか?

「アイドル革命は諦めたんですか?確か私は今の業界を変えるためにスカウトされたと思うんですけど……」

 春香の言葉に俺達は静かになる。いや、もちろん諦めたわけではないが今回はまだ早かったんだよ。

「早いも遅いもありませんよ!フェアリーズはアメリカに行っちゃうんですよね?だったらもうリベンジ
 出来ないじゃないですか!」

 春香はそう叫ぶと、千早と真が持ってきたリボンを手に取って、そのまま鏡も見ずに素早い動作で髪に
くくりつける。たちまちアイドル天海春香が復活した。

「ベッドで寝てる間に全部終わっていたなんて私は納得できません!TOP×TOPは終わってしまいましたが、
 春香さんのアイドル革命はまだ終わってませんよ〜!」

 春香はニヤリと笑った。千早と真は呆気に取られていたが、やがてつられて楽しそうに笑い出した。

「それでこそ春香だね。確かにボクも春香と同じ立場だったら納得出来ないよ」

「で、私達は何をすれば良いのかしら?またchmを組んでフェアリーズと対決しましょうか?」

 しかし真と千早の言葉に春香は首を横に振った。

「真と千早ちゃんはもう十分やってくれたよ。私が対戦したいのはフェアリーズじゃなくて、その後ろにいる
 美人の妖精さんだよ」

 もしかしてお前、あいつと戦うつもりなのか……!?




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