過去ログ - 春香「リボンを結んで」〜オーソドックスガールズストーリー〜
1- 20
156:1 ◆6VUvxtY276[saga]
2012/08/02(木) 20:42:18.27 ID:5P+gS2El0


第六章


 ♪CHANGIN’ MY WORLD!! 変わる世界輝け♪

 ♪CHANGIN’ MY WORLD!! 私の世界私のモノ CHANGE!!♪


 歌の出だしと共に、春香が元気にダンスをしながら活き活きとアピールする。曲は『CHANGE!!!!』正に
革命に相応しい曲だ。特注のリボンをなびかせ、コンディションも絶好調で眩しい笑顔があった。

「随分調子良いみたいじゃない。自然な感じでアピールも出来ているわ」

 伊織が隣で評する。そうだな。プロデューサーの俺から見てもこれ以上ないくらい安定している。どうやら
あのカオスな特訓の成果が出たみたいだな。

「はるるんカッケ→。千早お姉ちゃんやまこちんもカッチョイイけど、はるるんはまた違うNE!」

 真美がしみじみと感想を漏らす。そうだろ?あれが新時代のアイドルだよ。お前もこれからああいうアイドル
になれるように頑張るんだぞ。

「真美もあんな風に出来るかなあ……」

 真美が心配そうに訊いてくる。何を言ってるんだよ。春香は同じ事務所だし、それにお前には心強い仲間が
いるじゃないか。

「そうよ真美ちゃん。私達がいつでも一緒だからね〜」

「亜美もついてるZE!!竜宮小町もこれからははるるんみたいに、せーとーは目指して活動しないとNE!!」

「別に今が邪道ってわけではないんだけど……。でも春香みたいなアイドルが世間にウケたら、業界の動向も
 また変わるでしょうね。私達も対策を考えないと」

 律子の言う通り、これからのアイドルはまた対策に追われるだろうな。でも今度の革命は一芸に秀でた者しか
生き残れるものではなく、多くの子達が認められるような幅広いものであって欲しい。それが春香の願いでも
あるから。だからお前もアイドルに復帰してみたらどうだ?

「冗談はよしてくださいよ。でも本当にそんな時代が来るなら、それも悪くないかもしれませんね。その時は
 私のプロデュースもお願いしますね、プロデューサー殿♪」

 しまった、自分で自分の仕事を増やすような真似をしてしまった。お前プロデューサーなんだから、自分の
プロデュースくらいやれよ。俺達は新たな時代を夢見ながら、春香のステージを応援した。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
204Res/269.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice