過去ログ - 唯「ムギちゃんにガソリンかけて火をつけてみよー」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/06(月) 03:44:17.82 ID:8/V362oH0
100ループ以内に、彼女たちはファレット全フロアの簡単な探索は済ませてしまった。
それからも何度も探索は行なっており、これが7周目の全体探索となる。
とは言え、貸しオフィスを調べたところで何か成果があがるとは考えていない。
よって、今回の探索もただの暇つぶしである。


二人はエレベーターで22階まで上り、総北インクのオフィスにたどり着いた。

唯「ねぇこれ面白い」

唯が指さしたのは特殊なホログラム印刷がなされたポスターだった。
どうやらサンプル用に作られたものらしい。

紬は考える。
この世界は二人の夢である、というのが最有力説である。
しかし、ただの夢ではない。
今唯が指さしているような特殊な技術を用いたポスターを紬は今まで見たことがなかった。
また、資料を漁れば、二人の知るはずのない情報が記載された納品書や会計帳簿がいくらでも見つかる。
明らかにこの世界は二人の記憶だけから創れるものではない。

唯「ムギちゃん……?」

紬が考えていると、唯が心配そうな顔をして覗き込んでいた。

紬「あっ、ごめんなさい。ちょっと考え事を……」

唯「この世界について?」

紬「うん」

唯「何かわかったの?」

紬「何もわからないってことがわかったかな」

唯「そっかぁ」



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