過去ログ - 唯「ムギちゃんにガソリンかけて火をつけてみよー」
1- 20
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/08(水) 01:49:50.06 ID:MmWOKogn0
二人の愛の形には明確な違いがあった。
唯にとって愛はあくまで関係性の中に見出すものである。
だから紬を殺すにしても簡単には殺さない。
自分が攻撃し、紬が苦しんでいるという事実そのものに興奮する。
いくら過激なプレイであっても、SMの延長線上に過ぎないのである。

紬にとっての愛は、所有欲に近いものであった。
無抵抗な唯を見て、紬は唯が自分のものであることを再確認するのだ。
だから唯が苦しむところそのものにはあまり興味がない。
完全に無力化した唯をみて悦に浸る。

紬は用意した紅茶を口移しで唯に飲ませた。
もちろん唯は飲むことなどできない。
飲ませた紅茶は口からこぼれていった。

それから唯の瞳にそっと舌を這わせた。
唯の瞳は少ししょっぱい味がした。
眼球を舐められてもなんの抵抗もできない唯を見て、紬は少しの虚しさと途方も無い高揚感を味わっていた。

自分が狂っているのはわかっている。
たぶん唯以上に狂っている。
この世界にきてから。紬は唯のことを好きになり過ぎてしまった。
好きになるにつれ、唯が自分以外のものを見つめるのが許さなくなってしまった。

いつも後輩に抱きついていた唯。
憂や和に抱きついていた唯。
たとえ過去であっても、紬はそのように振る舞う唯のことが許さなくなっていた。
だからこうして死体になった唯を愛でる。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
44Res/25.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice