過去ログ - 天井亜雄「私は、何を為すのだろうか」
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33: ◆n7YWDDtkCQ[saga]
2012/08/03(金) 01:11:22.64 ID:U91dfb3e0


青髪「――いや、ちょ、最後三フレームおかしいやん!? 最初の方のスコアからして、スペアストライクストライクは詐欺やて!!」

天井「人の足元を見てせこい戦法を取るからだ」

青髪「自分のスキルに合ったスタイルと言ってや!」

布束「Crikey. あなた達よくやるわね……。私は自己ベストだし満足だけど。後半揮わなかったのが心残りかしら」

せこい、などとは言ったが地道に点を稼ぎ続けた青髪少年とは最終的に僅差だった。
天井が148でトップ、次いで146の青髪、布束はハンデを入れて94である。

青髪「そや、センセが急に上手くなるからビビッてもうたわ。おかげで八、九フレームのミスがなぁ……」

天井「まぁ実際あれがなければ届きもしなかったな」

一種のビギナーズラックというか、意表が付けたのが大きかった。
こちらがある程度最初から中心を捉えた状態、かつ青髪少年がストライク狙いに切り替えていたら全く別の勝負になりそうだ。

と、やれやれと眩しい天井を仰いでいた少女がおもむろに釘を打ち込む。

布束「Excuse me? 今にももう一戦始めそうだけど。もう三時よ」

青髪「そやねー、他の場所も回りたいしそろそろ出よか。……あ、そういえば」

ひょいとボールを掴んで少年は意地悪げに言う。
わざわざスニーカーの紐と格闘している布束の気を惹いてから、だ。

青髪「優勝者さん、もし罰ゲームありやったらお姉さんにどんな格好させてたん?」

びしり。
急激に体感温度が下がり。
ふざけて、普段の白衣やゴスロリもコスプレみたいなものじゃないか、などと言おうものなら一瞬で首が飛ぶ、そんな空気。

あー、だのえー、だのお茶を濁しながら、有耶無耶にするために体良く自動販売機のアイスを奢らされたのだった。
不条理だ。





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