151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/11(火) 00:49:34.08 ID:pvBV2gO0o
A大学(学校法人神代学園が運営する鹿児島の大学)・控え室
初美「お疲れ様ですー」
霞「はい、おしぼりです。これで手を拭いて下さい」
中堅「あー、ありがとう。すっごい疲れたー。
去年のインハイってあんな子達ばかりだったわけ?」
初美「そうですねー。宮永照さんみたいな人が他にも何人かいましたよー」
中堅「まぁ、アンタ達のいたチームですら二回戦負けだった時点でレベルは推して知るべしだよね。
結果だけ見ればほとんど失点してないけど、完全に掌の上で踊らされてたよ……」
霞「急に大会に出たいだなんて言い出してすいませんでした。
このサークルは本当だったら勉強の合間の余興という立ち位置のはずでしたのに」
中堅「いやいや、気にすること無いって。
まさかこんな所まで来れると思って無かったけど、上の世界が見られるのは楽しいよ。
良くも悪くも私達はそんなに情熱注いでる訳じゃないから心折れるなんて事もないし」
初美「先鋒の人なんてあの宮永照と姉帯豊音さんと対局したのにもう平然としてたですよ……」
霞「すごいわよね」
中堅(まあ、アンタ達と打っててそある程度は慣れてるってのもあるけどね)
初美「私の顔に何か付いてるですかー?」
中堅「いや何も……付いてない訳ではないね。いつものお面してるし。
まあそろそろ時間だし行ってきなよ」
霞「頑張ってね、初美」
初美「了解ですよー」スタスタスタ
中堅(薄墨と石戸はこの4年でプロになれる成果を残さないと実家を継ぐのが決定してるんだよね……
私達は応援しか出来ないけどふたりとも頑張りなよ)
B大学(関西にある国立大学)
恭子「お疲れさん、決勝でも大活躍やったな」
宥「でも原点復帰までまだまだあるよ。数字の赤字はあったかくない……」
恭子「せ、せやな」
恭子(うーん、学部がちゃうからまだあまり打ち解けられてへんなぁ。
ホンマはもっと仲良くしたいんやけど、どうも会話のテンポが掴めへん。
洋榎やったらこの子とも上手くやれるんやろか……)
宥(ま、またやっちゃったよ……
なんでもあったかいかどうかで例えるのは控えた方が良いって憧ちゃんからアドバイス貰ってたのに。
き、嫌われてないかな……?)
恭子「じゃ、じゃあそろそろ行くわ」
宥「う、うん。行ってらっしゃい」
恭子(さて、松実さんとのコミュニケーションの取り方はまた考えるとして……
今は目の前の対局に集中や。相手は清水谷竜華、臼沢塞、そして薄墨初美。
この組み合わせやと席決めの時から戦いが始まっとると言っても過言じゃない。
ベストなのは臼沢さんが薄墨さんの四喜和を塞がざるを得ない配置になる事や。
最低でも薄墨さんの下家になる事だけは阻止せんとな……)
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