205: ◆zZ3ePBLZjU[sage]
2013/06/03(月) 16:53:37.01 ID:tk3L6p5Uo
福岡代表控え室
初美「かすみぃー。試合始まるまでで良いから少しお祓いして欲しいですよ」フラフラ
霞「何かただならぬ気配を感じたのだけどやっぱり使っていたのね。
もう、あんまり無茶しちゃダメって言ったじゃない」
初美「ごめん。でも私達にはこの4年間しか無いから結果が残したかったですよ」
霞「私も同じだからその気持ち自体は分かるわ。
姫様……小蒔ちゃんのために参加したインターハイとは違って、今は私達の意志でプロになるためにここにいるのだものね」
初美「そのためにはある程度の無茶もしないといけないですよ」
良子「ザッツライト。初美と霞はようやくスタートラインに立ったようだね」スッ
霞「え? 良子お姉ちゃん?」
初美「いつからいたですか?」
良子「ついさっきね。ワークで近くまで来ていたから顔を出しに来たよ」
霞(というかさっきまでまるで気配を感じなかったのだけど……
昔から良子お姉ちゃんはこうやって人を驚かすのが好きだったのよね。
『The Spook(幽霊)』なんていう通り名が付くのも納得だわ)
良子「去年みたいに遊びで麻雀をしに来てるようだったらヘルプなんかするつもりは無かったけど。
ちょっとはマシな麻雀をするようになったじゃないの」
初美「相変わらず結構きついですね……」
初美(そういう風にちゃんと叱ってくれるから、普段はみんなのお姉さん然としてる霞も『お姉ちゃん』って慕っているんでしょうけどねー)
良子「でも今の二人はグッドだよ。初美のお祓いは私がやってあげるから霞は試合に集中しなさい」
霞「はい。最下位で状況は厳しいですけど……
何とかして、いえ、絶対に優勝をもぎ取ってきます」ゴッ
良子「その意気だよ」
西東京代表控え室
怜「おかえり」
竜華「ただいま」
照「良い一戦だったよ」
竜華「っ……ありがとう」
やえ「まさに王者の打ち筋だったよ」
竜華「あれ? 王者の打ち筋は照だけのものやったんとちゃうん?」
智葉「やえはこう言いたいんだろうさ。
私達が優勝するから全員が『王者の打ち筋』なんだと」
菫「予告優勝とは大した自信だな」
照「でも、智葉が言うと大言壮語に聞こえないから不思議」
怜「せやな。智葉なら有言実行してくれるに違いないわ」
智葉「さて、そろそろ行くか」
照「行ってらっしゃい」
竜華「がんばりやー」
智葉「ああ」
智葉(やえと竜華の二人がようやく逃げる事をやめて自信を取り戻した試合なんだ。
ここで優勝を取りこぼすようではいけない。
対戦相手には悪いが、不用意に踏み込んでくれば容赦なく狩らせてもらう)ゴッ
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