62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]
2012/08/20(月) 02:31:18.62 ID:lJnRnEl10
怜「小走さんやったっけ、久しぶり」
やえ「久しぶり園城寺さん。春季大会以来といった具合かな」
怜「せやな」
怜(照ちゃん以外にはタメ口かな? 気ぃ使わんでええしその方がウチもありがたいけど)
怜「知り合いやしウチから説明するわ。
ウチらのサークルはバイトの合間に集まって打つつもりやから、そんなに時間取れへんけどええんかな」
やえ「それで構わないよ。
私は特待生だからそこまでバイトしなくて良いし時間に余裕はあるから皆さんの都合に合わせる」
竜華「この大学で特待生って……さすが偏差値70の名門出身……」
やえ「私は小3の頃からペンだこすら出来ない」
怜「さっきも小3言っとったけど、アンタ小3の頃にイベント起きすぎちゃうか?」
菫「お、おいなんで入部させる方向で話が進んでるんだ」
智葉「特に断る理由も無いからな」
菫「た、確かにそうだが」
やえ「心配しなさんな。私はあなたが危惧しているような事はしないよ。
王者の従者に相応しいのは弘世菫の他に存在しないのだから」
菫「そ、そうか? ははは、やっぱりそうだよな!」
竜華「ちょろすぎやろ菫」
怜「ていうか『従者』って言われて嬉しがる人も珍しいわ」
照「菫が従者……」
その時、宮永照の頭には甲冑に身を包んだ弘世菫の姿が浮かび上がる―――
世間では虎姫の異名で恐れられてこそいる宮永照だが、普段の彼女は押せば壊れてしまうようなか弱い少女でしかない。
その傍らで、常に主のために忠義を尽くしてくれる侍がいてこそ生きていられるのだ。
その名は弘世菫。
ある時は敬愛すべき虎姫に害を成すモノへ一直線に向かい射抜く矢となる。
ある時は時に親愛なる虎姫を優しく包み込む外套ともなる。
彼女にとっては虎姫こそ全て、また虎姫にとっても彼女が全て。
二人にとって互いは唯一無二の存在なのである。
―――それが宮永照の『理想を描きし心の画布(ウィッシュアート)』だった。
照「良い!」
智葉「ただの妄想だろそれ」
どこかの県のどこかの大学。
「へーちょ」
「また風邪ー? ほら、ちーんして」
フルフル(赤くなってる女の子の絵)
「恥ずかしがってる場合じゃないでしょ! ほら!」
ちーん!
「体調悪かったら私がおぶってあげるよー。ちょー見晴らしいいよー」
「……じゃあ私も」
「歩くのだるいからって楽するの禁止だから!」
「だるい……」
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