過去ログ - 禁書目録「それはきっと、幸せだった頃の夢」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/07(火) 22:51:43.25 ID:Wiz6b3VDo
「博物館の方に回ってみればいるかもしれないわね」

「やめてくださいよぅー」

こういうことで簡単に半泣き顔になるから嗜虐心をそそられるのよね。
定期的に禁欲生活で鬱屈した修道女の群れに叩き込んでいる。
同僚の精神的健康管理にも気を使う私マジ聖女。

「……ん?」

ふと私は疑問の吐息を漏らす。

「どうしたんですか?」

「ねえ、何か――」

私は耳を澄ませ、幻聴ではないことを確かめた後、ゆっくりと言葉を紡ぐ。

「――声、聞こえない?」

四人分の靴音に混ざって、かすかに声が聞こえる。
それは女性のもので、狭い回廊に反響しているせいか薄ぼんやりとしていて、どこから聞こえてくるものなのかも定かではないけれど。

「……歌?」


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