過去ログ - 禁書目録「それはきっと、幸せだった頃の夢」
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42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/08(水) 00:31:20.28 ID:3O4K7LgKo
今から急いで購買に向かってもアンパンの一つも手に入れられないだろう。

……こういうときは決まって目の前で売り切れる。

大丈夫、記憶を失っても自分の生まれ持った性質を弁えている。
そういう星の下に生まれたのだ。仕方ない。
でも神様できればもう少しサービスしてくれてもいいんじゃね?

「仕方ねえな」

ポケットの中に財布を確認して立ち上がる。
学食で安っぽいうどんでも啜るとしよう。
味は大したこともないが腹だけは膨れる。そう仕方なく決断し立ち上がる。

「あん? どこ行くのかにゃーかみやん」

聞きなれた声に視線を向ければ、校内だというのにサングラスをかけ、真冬だというのにアロハシャツに金髪の少年がいる。
その上から学ランを着てはいるが、見ているだけで寒くなってくるので目を逸らした。

「学食」

「いつもの特製弁当は?」

手をひらひらと振る。

「そうかー。俺は舞夏の手作りメイド弁当があるけどにゃー」


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