過去ログ - さやか「這いよる!?ほむほむ共」「(」・ω・)」ホー!(/・ω・)/ヒャー!」カサカサカサカサ
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887:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/23(木) 00:58:39.85 ID:WRxzLGvt0

「さっさと起きな!アンタも食べ物を探して来るんだよ!!まったく…役立たずが…」


…って言いながら、私の背中を蹴ったの…妹達は笑ってたわ……すごく…すごく惨めな気持ちになって…継母達が出て行くまで泣いてた…。

お母さんはその間、私をジッと見てたけど…何も言わないで継母の後を追いかけてった…。

私はお母さんの背中を見送ってから…お家を出たの…そうして一人で虫さんや草や木の実を探してた…。

お日様が頭の真上に来るまでは、人間がここにあんまり来ないけど…何回か他の人(ほむまど?)に食べ物を横取りされたわ…。

でも…私は私なりに一生懸命集めたのよ…。


『私の食べ物は私のよ!絶対に継母達にはあげないんだから!』って思いながらね…。


…そうして食べ物探しに夢中になってると…後ろから声をかけられた…。驚いて振り向くと…そこにはお母さんが居たの…。


「頑張ってるね///…お前も大きくなったね///」


そう言って…私の頭を優しく撫でてくれた……懐かしいお母さんの感触に私は…涙があふれて止まらなくなっちゃって…。


「…ホミュゥ…」ポロポロポロ…


…思い出してまた…仔ほむは泣き出した……しばらく泣いてから…小さな手でゴシゴシと目をこすり…また話し出す…。


お母さんは私の頭を撫でながら…こう言ったわ…。


「泣かないの…よしよし///さぁ…もう大丈夫?」

「…ホミャ…」コクン…

「いい子ね///…それじゃ、お日様が真上に来たから…お母さんは人間に食べ物を貰ってくるからね…」

「…どうしたの?…大丈夫よ///まどまども居るから安心して…お前はあんまりまどまどを好きじゃないみたいだけど…ああ見えて頼りになるんだから///」


でも私はなぜか胸騒ぎがしたの…それをお母さんに見透かされて…。


「…まったく…心配性だね…。それじゃ、お前も一緒に来るかい?」


…一緒に行きたい…でも…継母には近づきたくない…私は返事に困った…。


「…ふぅ…。じゃ、こうしよう!お前は少し離れて着いて来なさい。まどまどには内緒にしといてあげるから///」


…それなら…いっか…私はお母さんの顔を見て頷いた…。


「よし!それじゃ、先に行くから!ちゃんと着いて来なさいよ///…まぁ…えらそうに言ったけど、まどまど任せなんだけどね…お母さんも///」


そう言ってお母さんは先に歩き出して…私は少し離れて着いて行った…しばらく歩いたら継母と妹達が居たから…草の中に隠れたの…。

お母さんと継母は何か話してたけど…私には聞こえなかった…それから継母が先頭に立って歩き出し…妹達…お母さんの順に歩き出した…。

少し行くとお母さんは振り向いて…私の隠れてる草に向かって手招きしてくれたの…私はなにか…暖かいものがこみ上げてきて…また泣きそうになっちゃった…。

…ずっとお母さん達の後ろを着いて行った…そしたら…人間が食べ物を食べているのが見えたの…お母さん達は迷わずその人間に向かって歩いていった…。

〜〜〜〜〜〜〜〜

「…その人間が…俺だったのか?」

「…ホミュン…」コクン



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