140:1[saga]
2012/08/17(金) 22:06:13.19 ID:UsZuckHV0
龍之介「だいたいさ。どいつもこいつも毎日毎日くっだんねー平凡で代わり映えのない人生歩んでんだろ。
でもさ、死ぬ瞬間だけは違うんだよ。
一風変わった人が、死ぬ瞬間はあっけなくつまらなく死ぬことだってある。
ふだんつまらない平凡そうなやつが、死にぎわに意外な行動をとることだってある。
誰かを殺す瞬間だけは、普段では全く知りえないことを得ることができるんだよね。
だからさ、俺のこの殺人はある意味生産的で意味のある儀式だと思うんだよ」
龍之介は屈託のない笑みを浮かべてそう言い切った。
そこには迷いも何もない。
龍之介「世界がこんな平凡でくそつまんねーはずがないでしょ。
この世のどこかにはきっとオモシロオカシイことがある。
だからさ、俺はそれを探してるわけ」
血まみれのナイフを右手に持ちながら語る。
理解ができなかった。
理解してはいけないと思った。
708Res/368.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。