過去ログ - 言峰「願いを叶えるミセ?」
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140:1[saga]
2012/08/17(金) 22:06:13.19 ID:UsZuckHV0
龍之介「だいたいさ。どいつもこいつも毎日毎日くっだんねー平凡で代わり映えのない人生歩んでんだろ。
    でもさ、死ぬ瞬間だけは違うんだよ。
    一風変わった人が、死ぬ瞬間はあっけなくつまらなく死ぬことだってある。
    ふだんつまらない平凡そうなやつが、死にぎわに意外な行動をとることだってある。
    誰かを殺す瞬間だけは、普段では全く知りえないことを得ることができるんだよね。

    だからさ、俺のこの殺人はある意味生産的で意味のある儀式だと思うんだよ」

龍之介は屈託のない笑みを浮かべてそう言い切った。
そこには迷いも何もない。

龍之介「世界がこんな平凡でくそつまんねーはずがないでしょ。
    この世のどこかにはきっとオモシロオカシイことがある。
    だからさ、俺はそれを探してるわけ」

血まみれのナイフを右手に持ちながら語る。

理解ができなかった。
理解してはいけないと思った。


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